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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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『ジョニー・ザ・ラビット』
ジョニーは、昔人間ドン・コヴェーロのマフィアに飼われていた雄兎です。主人が殺されてしまったため、野良兎となり、探偵事務所を開設しました。そこへ失踪兎の捜索依頼が舞い込みます。彼はラビッチたちとヤりまくりつつ愛について語り、その上事件を追うのですが、事件は兎の集団失踪事件にまで発展し・・・

兎が主人公のハードボイルド小説。

呆れるような内容。主人公が兎だということが存分に活かされているし、その上ミステリとしてもそれなりに面白いのだけど、読んでいるとなんというか、もうどうでもよくなってきます。とにかく、ジョニーという存在が愉快。

主人公ジョニーの台詞がいちいち耳障りというか、いかにもハードボイルドと言う感じでかっこよくて笑えます。あとは、ジョニーの扱われ方が愉快です。最初の内は兎世界で探偵として活躍するのですが・・・

文章が読みづらいし、世界観もいまいち把握しづらいのですが、一級のバカミスということができるかも知れません。とくに、「終幕 ジョニー・イン・ザ・ブルー・スカイ」は、なんとも言いがたいです。

『ジョニー・ザ・ラビット』を読む暇があったら他の本を読みたい、とは感じましたが、面白くないことはないです。ここまでくると、ハードボイルドというものが本当にバカバカしいもののように思えてきます。


読んだ本
東山彰良『ジョニー・ザ・ラビット』

読んでいる最中
柳広司『ダブル・ジョーカー』
ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』
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