自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
松浦理英子と笙野頼子の対談集。タイトルはちょっと不気味ですが、中身はまっとうな対談になっています。2人とも小説家なので小説に関するはなしが多いです。どのように小説というものを書いているのか覗けて面白いです。
松浦理英子の作品は一度も読んだことがないので、これから読んでみたいと感じました。
フェミニズムという言葉があり、今では男女平等ということがいわれているけど、今でも女性は女性だというただそれだけで抑圧を受けているのだから、その抑圧を生み出す制度や言葉を壊す必要がある、と笙野頼子は言います。非常にかっこいいです。怒り/恨みが小説を書く原動力になっているというのは、小説を読んでいるだけでも感じられますが、改めて説明されるとさらによく分かることができます。
小説のことだけではなく、趣味のことなども綴られています。笙野頼子はジャズ、とくにドラムが好きなのだそうです。それが作品にも結びついているらしいので、これからは気にしてみようと思いました。
2人とも日常生活の中で、度々不条理な出来事に遭遇するのだそうです。感覚的に肉体を駆使できないからこそ、小説家は考え始め、小説家になりえるのかも知れない、と感じました。
読んだ本
松浦理英子、笙野頼子『おカルトお毒味定食』
読んでいる最中
A&B・ストルガツキー『ストーカー』
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