『ガリレオの苦悩』とほぼ同時に『聖女の救済』を読みました。ガリレオシリーズの長編第二弾です。
とても面白かったです。読み始めてから読み終わるまで釘付けになってしまいました。『容疑者Xの献身』と比べて、ラストはそこまで盛り上がらないような気がしたけど、今回の犯人も「凄い」人です。よくぞそこまで自分の行為を貫徹できたなぁ、と感心します。
犯人は、ガリレオと張り合うほど頭が良いし、しかも根気もある女性です。最初の部分ですでに彼女が犯人であることはほのめかされているのですが、どうやって夫を殺したのか最後まで分かりません。
おそらく君たちは負ける。
僕も勝てないだろう。
これは完全犯罪だ。
という湯川のセリフがものすごく印象的でした。
帯にもなってた・・
今回は、草薙が主人公といっても良いくらいなストーリーでした。彼の心の動きには注目、という感じです・・・
けっこう分厚いのに読むのが全然苦になりませんでした。凄く面白かったです。やっぱり★5つだなぁ・・・
昨日読んだ本
東野圭吾『聖女の救済』
今読んでいる本
飯嶋和一『黄金旅風』
陳舜臣『英雄ありて』(再読)
積ん読
遠山啓『現代数学対話』
坪内稔典『季語集』
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「聖女の救済」【小説】
「聖女の救済」(著:東野圭吾)を読んだ。
物理学者・湯川学准教授シリーズ第5弾。
ガリレオが迎えた新たなる敵・・・・・・それは女
おそらく君たちは負ける。僕も勝てない。
これは完全犯罪だ。
感想。
?若手女刑事・内海薫、TVドラマ版より無感情で有能!
?インスタントコーヒーは卒業か・・。
?福山雅治の曲?!(そこまでドラマ版を持ち上げることもないと思う・・)
「容疑者Xの献身」で旧友が事件に関わり、珍しく感情的になっていた湯川に変わって、
今度は、容疑者に恋をした草薙が湯川に突っ掛かる!
殺害トリックは、「理論的には考えられても、現実的にはありえない」虚数解モノ。
んー、まぁ、献身的な妻ぶれば出来るかもだが、かなり毎日がアバンチュール!
女ならでは、というか、男には絶対出来ないな、こんなこと。
殺害前の冒頭で、毒物のある場所をチラ見させておくのも巧い。これから、と思うし。
それよりも被害者夫、出来婚が理想というくらい、快楽は二の次というくらい、
物凄く子供を求めていたようだが、何でそんなに欲しかった訳??(・・純粋に本能?!)
少子化のこの時代、非常に意欲的なのは結構なことなのだが、
事業は成功しているも、世継ぎが必要!という感じでもないし、
大の子供好き!という人物にも見えない。(どうせ全て妻に押し付ける気だろ)
いくら自分の子供時代が寂しかったからって、ちょっと釈然とこないのは私だけか??
例え生まれても、子供は敏感だから、両親の心の擦れ違いくらい、すぐに気付くはず。
「女は子供を産む為の道具」という考えを改めなければ、絶対に上手くいきっこねーぜ。
このシリーズの長編は、本当に読み易くて大助かり・・。
理系じゃないと絶対無理的な理解不能トリックじゃないからな。
・・湯川シリーズにする必要性がないとも言えるが。
★★★★☆
...
「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」
「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」読みました。以下感想。
「落下る」
ガリレオΦ「操縦る」の過去パートの原作。ドラマでは草薙が犯人にされていたが、他の容疑者がいました。
内海薫も初登場。ドラマと随分違う気がする。意外としっかりもの。
最初は捜査協力を断る湯川。「容疑者xの献身」の事件を引きずってるのか?
「操縦る」
こちらは現代パート。ただし登場人物は若干違う。湯川に人間味が増している感じが。
「密室る」
トリックの定番・密室トリックの謎を解く湯川。
「指標す」
ダウジングを巡る物語。「容疑者xの献身」事件を経ての草薙の感情が気になった。中学生くらいなら湯川も大丈夫なのかな。
「攪乱す」
湯川と警察に対する挑戦状を叩きつける謎の人物。オチは結構好き。
「聖女の救済」
「理論的には考えられても、現実的にはありえない」。帯に書いてましたが、正しくその通りでした。これには参ったと言わざるを得ない。ガリレオの科学トリックになれたつもりでしたが、全く読めませんでした。
時系列的には「落下る」と「操縦る」の間っぽい。そもそも掲載順=時系列とは限りませんが。
相変わらず湯川は魅力的なキャラクターでした。内海もテレビと打って変わって切れ者。草薙は・・・長編で頑張ってくれたかな。
