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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  岩明均
出版社: 講談社

  突如、空から正体不明の生物が降ってきた。それらはなんと、他の動物の頭に寄生し、神経を支配する寄生生物「パラサイト」であった。とりつかれたあとの「人間」(姿は人間、実は寄生生物)は、人間社会に上手く融けこみ、他の人間を次々と捕食していった。そんなある日、高校生の新一は、「パラサイト」に襲われる。なんとか脳を乗っ取られるのはさけたが、「パラサイト」が誤って彼の右手に寄生してしまった。新一と、右手に取り付いた「パラサイト」ミギーの奇妙な共生生活が始まった・・・

  自由の森学園の図書館にあったので手にとりました。最後まで読み終わって、面白いなぁと思いました。だけど、「生命の本質を描く感動の傑作」なのかな・・・ とても面白いとは思ったけど、みんなが絶賛するほど凄い作品かなぁ? そこには疑問を覚えました。

  「寄生獣」という言葉は作品の中ではほとんど登場しません。(多分)たった1度だけ使われたのは、人間に対してでした。人間こそ地球を食い荒らす寄生獣じゃないか、という訳です。その通りだなぁ、タイトルが示していたのはそれなのか、と感心しました。う~ん絶妙な言葉の取り合わせだ。

  人間こそ寄生中だ、というような言葉を吐いたのは、広川剛志という人なんだけど、彼はパラサイトではないのです。実は人間。それなのに、人間が地球を破壊するから抑制しよう、と考えていたみたいです。とても複雑な人だよなぁ・・・ まぁ分からないでもない。

  人間が、この地球を破壊しているのだからなぁ。それで自分自身の首をも絞めているのだから、おかしなはなしです。


自森人読書 寄生獣
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