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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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『凡人として生きるということ』を読んで、押井守という人はつまらない人なのだなぁ、と感じました。というか、好きじゃないです。う~ん、押井守作品を見たことはあまりないのだけど(結局『スカイ・クロラ』も見にいかなかったし)、まぁこんな人の作品ならべつに見なくていいな、と思いました。
そもそも押井守に「凡人として生きるということ」を説教されたくない。押井守はとても凡人とはいえないような人です。だって映画つくって、いっぱいお金稼いで、認められているんだから。特殊なレアケースの成功体験者の人間に、「凡人として生きるということ」を語られても・・・

何にもとらわれないオヤジの方が、社会的な価値観にとらわれてオシャレに走ってそれを個性と取り違える若者よりも、自由なのだ、という主張はわかるんだけど、でもそれはもう若さを取り戻せないオヤジの負け惜しみみたいなものじゃないの? という気がします、残念ながら。

格差を解消すべきという声は、結局全てねたみからだ、格差の解消を訴えるのをつきつめればナチズムになる、というような時代遅れの極論(格差問題ではなく、死者をだすような貧困問題にはなしは進んでいるのに)や、「オレは本音を語る男だ」とかっこつけているところとか、まったく好きになれないです。全部オヤジ視点で、女性を見下しているようなところも好きになれないです。

まぁはっきり言ってしまうなら、論理的でない、というその一点がもっとも問題だと感じます。

まぁ一介の「オヤジ」が好きなことを吠えているというだけのことだから、放って置けばいいのか。

最近読んだ本
押井守『凡人として生きるということ』

今読んでいる本
尾木直樹『思春期の危機をどう見るか』
田中敬三『粘土でにゃにゅにょ 土が命のかたまりになった!』(再読)
小笠原喜康『議論のウソ』(再読)
藤野千夜『少女怪談』(再読)
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