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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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小笠原喜康『議論のウソ』はとても読み応えがあります。
少年犯罪が増加・凶悪化しているという「ウソ」がまかり通るのはなぜか、ゲーム脳などという非科学的な主張が信奉されるのはなぜか、ケイタイがペースメーカーに悪影響を及ぼすという古い伝説がいまだにはびこっているのはなぜか、短絡的な「ゆとり教育」バッシングが生まれているのはなぜか。
「ウソ」を、色々な資料を用いながら見抜き、論破していくということを教えてくれます。ただしそうはいっても、「ウソ」か、「ウソ」でないか、見分けるのはとても難しいことだ、という親切な「あとがき」までついています。
とても公平で、読者に向かって考えることを働きかける良い本だ、と思いました。

第1章 統計のウソ――ある朝の少年非行のニュース評論から
第2章 権威のウソ――『ゲーム脳の恐怖』から
第3章 時間が作るウソ――携帯電話の悪影響のうつりかわり
第4章 ムード先行のウソ――「ゆとり教育」批判から
第5章 ウソとホントの境――少し長い「あとがき」

昨日読んだ本
小笠原喜康『議論のウソ』(再読)

今読んでいる本
藤野千夜『少女怪談』(再読)
松本清張『点と線』
恩田陸『不連続の世界』
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★小笠原喜康著「議論のウソ」・・
小笠原喜康著「議論のウソ」読了 メディアに流される言説の嘘とマコトを見分ける難しさは、「 メディアに流される言説が巧妙なだけではなく、私たち自身が望むような形で流される傾向があることにも注意しなければならない」 と指摘して、マスコミを通じて流される様々な言説の「ウソ」の形をいくつかのテーマで考えていきます。 具体的には、 少年非行の問題、 ゲームのやりすぎによる「ゲーム脳」の問題、 携帯電話の心臓ペースメーカーへの影響問題、 ゆとり教育とそれへの批判の問題、 以上4つの項目を取上げて、そこでの議論における「ウソ」の問題を解き明かしていきます。 つまり、 「少年非行」においては、統計資料を使用したり、グラフをもって示される時の読み解く注意点・・犯罪は本当に増えているの? 「ゲーム脳」においては、送り手が専門家だとしても安易に妄信して送り手の「ウソ」に加担することへの警鐘 「携帯電話のペースメーカーへの影響」については、ある時期には妥当な判断が情勢の変化により、妥当とはいえなくなる具体例 「ゆとり教育の問題点」は、OECDの学力検査を吟味しながら、検証していきます。ゆとり教育が学力低下に直接関係しているかは、ハッキリしていないのにもかかわらず、その議論がある種のムードに流されていることに疑問を投げかけている点が、いかにも教育者らしいな~思います。 本書は、特にネット社会時代を生きる学生に情報が簡単に取り出せ、正解が得られるかのように錯覚する世の中だからこそ、筆者は「正答主義」をやめて、本当のところはどうなのだろうと自分で考えてみることの必要性を力説・・・。 なぜなら、「民主主義」というのは一人ひとりが考えていくことが原点だからということでしょうか? (民主主義って言葉に、少し照れるスナ♪・・政治家には不向きです)それは、まあ学生ばかりではなく、ワタシら大人(中身ではなく年...
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ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
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