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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  連城三紀彦
出版社: 講談社

  画家・青木優二は、友達からエルザというドイツ人の女性を紹介され、まもなく愛し合うようになります。そうして親しくなった途端、エルザは驚くべきことを告げます。「アオキは、第2次世界大戦中、ドイツの強制収容所ガウアーの中で奇跡的な誕生を遂げた赤子かも知れない」。それは事実なのか。青木は真実を追い求め、ヨーロッパに渡ります。青木を巡ってネオナチ組織と反ナチス組織が暗闘を繰り広げ、死者まででる事態になります。いったいなぜなのか。彼の存在にどのような意味があるのか? 最終的に、物語の舞台は東西に分裂しているベルリンへとたどり着きます。そして、その地にて衝撃の事実が明かされることになります・・・

  国際謀略を扱った小説。

  恋愛小説としても読めます。その要素はかなり強いです。でも、本筋は秘密組織が画策した国際謀略の顛末。なので、「スパイ小説」に分類されるだろう作品です。物語は最初、リオデジャネイロから始まります。そこから、東京やパリ、そしてベルリンへと舞台が移り変わっていきます。

  歴史が好きな人間にはたまらないであろう秀作。歴史の秘話を扱っています。ナチスの亡霊たち(ネオナチ)の目的が何なのか判明したときには驚かされました。実際にそのようなことがあったのでは、と思わされました。

  ページを開くと重厚かつ華麗な文章が押し寄せてきます。改行が全然ありません。洗練されていない部分もけっこうあります。だから、少し読みづらいけど、それらの文章が荘厳でありながら、どことなく薄暗い雰囲気を醸し出しています。なかなかいい感じです。


自森人読書 黄昏のベルリン
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