自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★★
著者: ダン・シモンズ
出版社: 早川書房
西暦28世紀、人類は多数の惑星にまたがる国家、連邦を形作っていました。しかし、辺境の惑星ハイペリオン目掛けて連邦に服さないアウスターが侵攻を開始。そんな中、7人の巡礼者が別々の目的を抱き、ともに<時間の墓標>を目指すのですが、ハイペリオンの<時間の墓標>が開き始め、中からは殺戮者シュライクが現れ・・・
2段組み524ページ。枠物語の構成になっています。6人の人間が、各々の物語を語り始めます。ようするに多彩な物語が6つ収められているわけです。それぞれ『司祭の物語:神の名を叫んだ男』、『兵士の物語:戦場の恋人』、『詩人の物語:『ハイペリオンの歌』』、『学者の物語:忘却の川の水は苦く』、『探偵の物語:ロング・グッパイ』、『領事の物語:思い出のシリ』です。
ダン・シモンズは、SF小説の集大成として『ハイペリオン』を書いたみたいです。呆れるけど、凄いなぁと感じました。ただし、文章は少ししつこいし、物語自体も長ったらしいので、分かりやすい代わりに少し疲れます。休みのときに読まないと目がちかちかして倒れるかも知れません。
しかしやっぱり面白い。とくに『学者の物語:忘却の川の水は苦く』はジーンときます。若返っていく娘を抱き、苦悩する父の姿が痛々しいです。
というか、ここまで書ききるということに感心します。
物語は非常に面白いのだけど完結せず、途中で終わってしまいます。『ハイペリオン』は、ハイペリオン4部作の第1巻に過ぎないからです。物語は『ハイペリオンの没落』へと続いていきます。これからまたまた分厚いのをまた読まねばならないのかと思うと溜息が漏れます・・・
1990年ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作。1995年第26回星雲賞海外長編賞受賞作。
自森人読書 ハイペリオン
著者: ダン・シモンズ
出版社: 早川書房
西暦28世紀、人類は多数の惑星にまたがる国家、連邦を形作っていました。しかし、辺境の惑星ハイペリオン目掛けて連邦に服さないアウスターが侵攻を開始。そんな中、7人の巡礼者が別々の目的を抱き、ともに<時間の墓標>を目指すのですが、ハイペリオンの<時間の墓標>が開き始め、中からは殺戮者シュライクが現れ・・・
2段組み524ページ。枠物語の構成になっています。6人の人間が、各々の物語を語り始めます。ようするに多彩な物語が6つ収められているわけです。それぞれ『司祭の物語:神の名を叫んだ男』、『兵士の物語:戦場の恋人』、『詩人の物語:『ハイペリオンの歌』』、『学者の物語:忘却の川の水は苦く』、『探偵の物語:ロング・グッパイ』、『領事の物語:思い出のシリ』です。
ダン・シモンズは、SF小説の集大成として『ハイペリオン』を書いたみたいです。呆れるけど、凄いなぁと感じました。ただし、文章は少ししつこいし、物語自体も長ったらしいので、分かりやすい代わりに少し疲れます。休みのときに読まないと目がちかちかして倒れるかも知れません。
しかしやっぱり面白い。とくに『学者の物語:忘却の川の水は苦く』はジーンときます。若返っていく娘を抱き、苦悩する父の姿が痛々しいです。
というか、ここまで書ききるということに感心します。
物語は非常に面白いのだけど完結せず、途中で終わってしまいます。『ハイペリオン』は、ハイペリオン4部作の第1巻に過ぎないからです。物語は『ハイペリオンの没落』へと続いていきます。これからまたまた分厚いのをまた読まねばならないのかと思うと溜息が漏れます・・・
1990年ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作。1995年第26回星雲賞海外長編賞受賞作。
自森人読書 ハイペリオン
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