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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★★

著者:  上橋菜穂子
出版社: 偕成社

  あるとき、30歳の用心棒・バルサは、新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムの命を救います。チャグムは、水の精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉の卵を産みつけられた、「精霊の守り人」だったことから、あちらの世界「ナユグ」と、こちらの世界「サグ」両方からねらわれていました。「ナユグ」の獣ラルンガに追われ、「サグ」では、チャグムの父である王に疎まれ、追われていたのです。バルサは、そんなチャグムのことを守っていくこととなりますが・・・

  「守り人」シリーズの1作目です。この「精霊の守り人」から、壮大なハイファンタジーが始まります。人と精霊の交錯する世界がとてもしっかりと形作られています。その新ヨゴ皇国の人たちは何を食べて、どういうふうな暮らしをしているのか。新ヨゴ皇国という国はどうやってできたのか。続編では、新ヨゴ皇国の周辺の国々も登場するんだけど、その国々の説明などもしっかりされています。

  戦争ばかりやっている架空戦記ものとかがよくあります。その物語の中の社会はいったいどうやって成り立っているのか、とかあまり詳しく説明されないことも多いけど、僕はそういったことの方が気になります。世界観というのかなぁ。そこの説明が面白いなら、ストーリーはそんな面白くなくても★5つにしてしまうかも知れない、といくらい世界観が気になります。

  この「守り人」シリーズはそこがしっかりしています。誰か解説者の人が「守り人」シリーズに登場する料理は美味しそうだ、と書いていました。その通りだなぁ、と思います。そういう細かい描写もすぐれていて、その上ストーリーが面白い。僕は凄く好きだなぁ、と思いました。

  アニメ化もされました。僕は見てないんだけど、面白かったみたいです。


自森人読書 精霊の守り人
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