忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[461] [460] [459] [458] [457] [456] [455] [454] [453] [452] [451]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★★★★★

著者:  上橋菜穂子
出版社: 偕成社

  あるとき、30歳の用心棒・バルサは、新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムの命を救います。チャグムは、水の精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉の卵を産みつけられた、「精霊の守り人」だったことから、あちらの世界「ナユグ」と、こちらの世界「サグ」両方からねらわれていました。「ナユグ」の獣ラルンガに追われ、「サグ」では、チャグムの父である王に疎まれ、追われていたのです。バルサは、そんなチャグムのことを守っていくこととなりますが・・・

  「守り人」シリーズの1作目です。この「精霊の守り人」から、壮大なハイファンタジーが始まります。人と精霊の交錯する世界がとてもしっかりと形作られています。その新ヨゴ皇国の人たちは何を食べて、どういうふうな暮らしをしているのか。新ヨゴ皇国という国はどうやってできたのか。続編では、新ヨゴ皇国の周辺の国々も登場するんだけど、その国々の説明などもしっかりされています。

  戦争ばかりやっている架空戦記ものとかがよくあります。その物語の中の社会はいったいどうやって成り立っているのか、とかあまり詳しく説明されないことも多いけど、僕はそういったことの方が気になります。世界観というのかなぁ。そこの説明が面白いなら、ストーリーはそんな面白くなくても★5つにしてしまうかも知れない、といくらい世界観が気になります。

  この「守り人」シリーズはそこがしっかりしています。誰か解説者の人が「守り人」シリーズに登場する料理は美味しそうだ、と書いていました。その通りだなぁ、と思います。そういう細かい描写もすぐれていて、その上ストーリーが面白い。僕は凄く好きだなぁ、と思いました。

  アニメ化もされました。僕は見てないんだけど、面白かったみたいです。


自森人読書 精霊の守り人
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]