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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★★

作者:  森博嗣
出版社: 講談社

  S&Mシリーズの第一巻。森博嗣のデビュー作にして、第一回メフィスト賞を受賞した作品。

  孤島の研究所のある区域に隔離されていた天才工学博士・真賀田四季の部屋から、ウェディングドレスを着せられ、両手両足を切断された死体が出てきました。その不可解な謎に、N大助教授・犀川創平と、女子学生・西之園萌絵(2人の頭文字を合わせてS&M)が挑むのですが・・・

  「孤島の密室バラバラ殺人事件」というミステリの王道とも言うべき状況の設定と、完璧なる天才というキャラ設定。よくこれだけの物語を構成したなぁ、と感心しました。たいてい「天才」という設定のキャラクターは、破綻します。だって「天才」を書くなんてそんなに簡単なことではありません。しかし森博嗣は、うまく書ききります。天才工学博士・真賀田四季が、本物の天才に見えてくるのです。

  主人公の1人、犀川創平のニヒルっぽいところがかっこ良いなぁ、と思います。セリフがひとつひとつかっこ良いというか、とっかかりがある。「思い出は全部記憶しているけどね、記憶は全部は思い出せないんだ」とか。ネット上に犀川教授の名言禄みたいなものを作り出す人がいるほど、どれも印象に残る言葉ばかりです。

  タイトルについて少し考えたのですが・・・ 今では、誰でも(僕みたいな高校生でも)パソコンに触ることができて、HTMLをいじくることができます。だからFって、ああそのFねって納得するけど、当時はまだパソコンが普及していなかったと思います。本が出た当時、『すべてがFになる』っていうタイトルの意味を、理解できた人がどれだけいたのだろうか? というのが疑問です。多くの人は、何を言っているのかいまいち納得できなかったのではないかなぁ・・


自森人読書 すべてがFになる-THE PERFECT INSIDER
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vol.3「すべてがFになる—THE PERFECT INSIDER」森 博嗣
読み始めるとすぐに文章に引き込まれ、本をめくる手が止まらなくなる。その研究所で起こった事象の全てが、一人の天才の手で、綿密な計算の上に生み出されたものだと気づく。その部分を読み返して、一つ一つ頭の中で辻褄を合わせていく作業が、 ジグソーパズルのようで楽しい。… ...
URL 2009/07/27(Mon)19:39:28
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
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