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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★★

作者:  宮部みゆき
出版社: 新潮社

  怪我を負って休職中の刑事、本間俊介は遠縁の親戚、栗坂和也に依頼され、彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになります。簡単な仕事かと思いきや、彼女の行方は追えば追うほど、霞に隠れてしまいます。どうやら彼女は徹底的に痕跡を消し去り、自らの意思で失踪したらしい、ということが分かりました。いったいなぜ彼女は去らねばならなかったのか? 彼女は何者なのか?

  ラストがあまりにも印象的。

  社会派ミステリ。クレジットカード社会の現実をきちりと取り上げた作品。随分と分厚いのですが、消費者金融というものや、自己破産という考え方や、ローン地獄という状態を丹念に書こうとすれば、長くなるのは当然のような気がします。

  だから社会の勉強のような難しい説明も含まれています。けれど、宮部みゆきはやはり読みやすいです。物語を追っていけば理解できるようにきちりと構成されているからだと思います。様々な事実がじょじょに明らかにされていく過程は非常に楽しめます。

  サスペンス小説としてもなかなかです。「関根彰子」を騙る女性の壮絶な人生には気迫迫るものがあります。頑張ってと少しだけ言いたくなりました。

  ミステリ史上に残る名作。第6回山本周五郎賞受賞作。『このミステリーがすごい! 1988年-2008年版 20年のベスト・オブ・ベスト』第1位にもなっています。


自森人読書 火車
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