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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

作者:  泡坂妻夫
出版社: 東京創元社

  アマチュアの奇術同好会マジキクラブは真敷市公民館の20周年記念のショーに呼ばれることになりました。そのショーの日、11人の奇術師たちは時には、というかけっこう色んな失敗をしつつも、次々と華麗な技を披露していきます。

  そして、最後のフィナーレ。人形の家から女性奇術師の水田志摩子が登場するはずだったのですが、なぜか現れません。そうしてショーはなんともしまらない幕切れとなります・・・ その後、事態は急変します。水田志摩子が自宅で死体となって発見されたのです。そして、その周りには短編集「11枚のとらんぷ」に沿った小物11個が毀されて配置されていました・・・

  「11枚のとらんぷ」というのは、マジキクラブをつくった奇術師・鹿川舜平の短編集。とても面白いものの実用はできなさそうなマジックを集めたもの。作中作。

  日本語としておかしな部分が随所にあって、それが凄く気になるんだけど・・・ しかしミステリとしてはとても面白いです。★5つでも良いくらい。

  泡坂妻夫にとってこれは初の長編小説だそうですが、最初から傑作。ちょっとアンフェアっぽいんだけど(どんなに考えても、絶対に犯人にたどりつけないような気もする)、それでも素晴らしいです。散りばめられた伏線が回収されていくラストが感動的。

  これぞミステリ小説。


自森人読書 11枚のとらんぷ
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