自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★
著者: 野中柊
出版社: 福武書店
『アンダーソン家のヨメ』は野中柊のデビュー短編集。『ヨモギ・アイス』『アンダーソン家のヨメ』収録。
『ヨモギ・アイス』
第10回海燕新人文学賞受賞作。野中柊のデビュー作。ヨモギは白人ジミーとの国際結婚の後、アメリカへ行きます。彼女の朝の日課は体重を測ること。アメリカの食べ物のために太ってしまうのがいやなのです。そんなある日、引越ししたはずの隣人の飼い猫・タマを見つけ・・・
『アンダーソン家のヨメ』
ウィル・アンダーソンと国際結婚することにしたサトー・マドコ。彼女東南アジアでのハネムーン旅行の後、アンダーソン家を訪ねます。そしてそこで結婚を祝ってもらうことに。マドコはアンダーソンと名乗りたくはないのですが・・・
全体的にけっこうサクッとしていて軽いです。
横文字やカタカナが多用されています。それによって異質な何かが含まれているような感じがします。非常に巧い仕掛けだなぁ、と感じました。雑多なものを受け入れる(受け入れられる/受け入れてしまう?)日本語ってなんだろう、と少し考えてしまいました。
人種を越えて結婚する男女が描写されることによってそもそも家族とは何なのか、と考えさせられます。それは何に裏打ちされているのか。というか、何のためにあるのか。結婚することによって2人が幸せになることを目指しているのだろうけど、幸せってそもそもなんだろう。平等に幸せになるなどということは多分ありえないわけだし。う~ん、難しい。
自森人読書 アンダーソン家のヨメ
著者: 野中柊
出版社: 福武書店
『アンダーソン家のヨメ』は野中柊のデビュー短編集。『ヨモギ・アイス』『アンダーソン家のヨメ』収録。
『ヨモギ・アイス』
第10回海燕新人文学賞受賞作。野中柊のデビュー作。ヨモギは白人ジミーとの国際結婚の後、アメリカへ行きます。彼女の朝の日課は体重を測ること。アメリカの食べ物のために太ってしまうのがいやなのです。そんなある日、引越ししたはずの隣人の飼い猫・タマを見つけ・・・
『アンダーソン家のヨメ』
ウィル・アンダーソンと国際結婚することにしたサトー・マドコ。彼女東南アジアでのハネムーン旅行の後、アンダーソン家を訪ねます。そしてそこで結婚を祝ってもらうことに。マドコはアンダーソンと名乗りたくはないのですが・・・
全体的にけっこうサクッとしていて軽いです。
横文字やカタカナが多用されています。それによって異質な何かが含まれているような感じがします。非常に巧い仕掛けだなぁ、と感じました。雑多なものを受け入れる(受け入れられる/受け入れてしまう?)日本語ってなんだろう、と少し考えてしまいました。
人種を越えて結婚する男女が描写されることによってそもそも家族とは何なのか、と考えさせられます。それは何に裏打ちされているのか。というか、何のためにあるのか。結婚することによって2人が幸せになることを目指しているのだろうけど、幸せってそもそもなんだろう。平等に幸せになるなどということは多分ありえないわけだし。う~ん、難しい。
自森人読書 アンダーソン家のヨメ
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
(01/04)
(02/17)
(02/16)
(09/29)
(08/06)
(08/05)
(08/05)
(08/05)
(08/05)
(08/04)
最新TB
最古記事
(08/08)
(08/08)
(08/09)
(08/09)
(08/10)
(08/11)
(08/12)
(08/12)
(08/13)
(08/13)
アクセス解析