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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  柄谷行人、浅田彰、岡崎乾二郎、奥泉光、島田雅彦、すが秀実、渡部直己
出版社: 太田出版

  編者達が、カノン(正典)だと思うものを列挙した本。反時代的なブックガイドを自称しています。かつての教養主義をある程度は好意的に捉え、まぁいかにも必読書として挙げられそうな作品をあえて挙げているわけです。プラトン、アリストテレスなどから始まります・・・

  「これらを読まなければサルである」と謳っていますが、虚仮威しにしか聞こえないです。ありきたりの名著一覧みたいな感じだし、解説文は全然面白くない。というか解説になってない。ぐちゃぐちゃしていて、自分たちはほとんど何も読めていないのだ、ということを高らかに自白しているような中身です。

  「中国の文学などには詳しくないので入れなかった」「これからアジアで考えていくべきですかね」とかそんなようなことを言って、アジアの文学には目もくれないところには疑問を感じます(唐詩選、阿Qくらいしか入っていない)。

  「1970年代以降の日本の小説は全部カス、終わってる」みたいな主張には反感を覚えます。全てを一緒くたにして論ずるということには無理があるのではないか。ある程度は理解できるのに、どうしても編者達の感覚がもう終わっているのでは、と反論したくなってしまいます。

  彼らは「日本の哲学/文学は退化しつつある」「終わっている」みたいなことをいつも言い張るけど、昔から文学を読む人や哲学をやっている人なんて少数派では? それにいつの時代にも「昔は良かった」論者はいるわけだし。まぁ、そう深刻になる必要はないのではないか。

  まぁ、あえて『必読書150』という本を出版し、風波をたてて煽る人たちは応援しないでもないのですが。


自森人読書 必読書150
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