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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  広河隆一
出版社: あごら新宿

  広河隆一は、フォトジャーナリストであり、また月刊写真誌『デイズ・ジャパン』発行・編集長です。『デイズ・ジャパン』は、自由の森学園の図書館にも置いてあるので、よく見ます。名前に「ジャパン」とは付いているけど、日本の問題ばかりではなく、世界の問題をぱしゃっと写しとった写真がたくさん掲載されているものです。イラク戦争のこと、アフリカやアジアの貧困の問題、パレスチナの問題、各地の紛争の問題、ゴリラ(だっけ)の大量虐殺の問題・・・・・ 凄く印象に残ります。

  だけど、その中に1枚も日本の写真が含まれないというのが気になるなぁ。日本のフォトジャーナリスト、もっと頑張れ、ということなのかなぁ。2008年度自由の森学園の、公開研究会の図書館の分科会に『デイズ・ジャパン』の編集者の方が来るので、そこらへんも聞けたら面白いかなぁ、と思いました。
そのときの詳しいことは『当日 2日目 テーマ別分科会・図書館』に書いています。

  なんだかはなしがそれた。『アメリカはイラクで何をしたか?』のはなしに戻ろう、と思います。この本は写真集です。「あごら」という雑誌をつくっている人達が編集したものだそうです。どこか大きな出版社からでていないのが印象的だなぁ、と感じました。

  イラク戦争はまだ終わっていません。アメリカはありもしないことを言って戦争を始めて、それにけりをつけることを出来ず、立ち往生してしまいました。泥沼状態と化して、戦闘はまだ続いています。いつになったら終わるのか、もう見通しがきかないような状況みたいです。そんなイラクで、生きる人たちの姿をこの写真集は、写しだしています。

  アメリカはベトナム戦争のとき、結局勝利を得られぬまま、撤退しました。圧倒的に有利だったのに、引き分けなのです。それは事実上「負けた」ということでした。なぜアメリカは撤退せざるを得なかったか? その大きな要因のひとつはメディアが、ベトナムでアメリカがどれだけ酷いことをやっているかを報道し、反戦運動が盛り上がったことにあると言われます。

  それを踏まえて今回、アメリカはメディアを抑え込む、という策に出たといわれます。戦争反対という声を圧殺してしまったのです。それで、戦争に賛成する意見が強い力を持ちました。

  しかも、堤未果が、『貧困大国アメリカ』のあとがきで書いているのですが。ルパート・マードックという「メディア王」と呼ばれる保守を代表するような人物が、20世紀フォックスとか、イギリスのタイムス紙とか買収しています(ニューズ・コーポレーション)。そんな感じで、戦争に賛成するようなのばかりが、力を持ちました。その結果が、イラク戦争という訳です。

  権力の誤りを批判するのが、メディアの1つの役割じゃないのかなぁ。とこの本を見つつ、思います。

  あと、フォトジャーナリストの長倉洋海の著書も一緒に読むと、また違って面白いかなぁ、と思いました。


自森人読書 アメリカはイラクで何をしたか?
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