自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
著者は世界征服というものを丹念に検討し、その可能性を探っていきます。けっこうふざけるていのだけど、非常に面白いです。そして、最終的に、世界征服は無意味だという結論に到達してしまいます。現代の人々は「自由主義経済」や「情報の自由化」に価値を見出しているのだから、その価値を否定してこそ悪になるわけです。ならば、現代における悪とは教養を認めたり、地域通貨を見直したりすることだと著者は主張します。
詰めの甘さが気になりました。社会は「情報の自由化」を目指しているように思えるけれど、実は高度な管理型社会が生まれつつあるのではないか、と考えることも出来ます。現代社会をザクッと切り取るのは容易ではありません。
だけど、読み物としては物凄く面白いです。
切り口が良いのかもしれません。世界征服を考えることが、現代日本の考察につながるところが、非常に面白いです。
読んだ本
岡田斗司夫『世界征服は可能か』(再読)
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