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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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朝日新聞に連載されていたもの。
『悪人』
三瀬峠で起こった殺人事件と、その結果引き起こされることとなる純愛劇の顛末を描いた小説。
出会い系サイトで出会った保険外交員の女を思わず殺害してしまい、逃走する男。彼を愛し、ともに逃げることを選ぶ女。2人は逃避行を繰り広げます。実は、男を「極悪人」と割り切れない背景があったのです。一方、加害者・被害者を取り巻く家族や友人たち、つまり事件に関わってしまった人たちは各々の立場から、自分なりに事件と立ち向かい、向き合っていくこととなります・・・

メロドラマになる、と聞いていたのに読み始めると社会派っぽい雰囲気。これはどういうことなのか、と思いきや、結局最終的には「純愛小説」となりました。う~ん、面白い。愛というのは、錯覚の上に成立するものなのかもなぁ・・・ 愛は狂気というし。

分厚い割りに読みやすいです。ちょっと日本語として引っかかる描写が散見されました(主語と述語がくっついていない)。でも、まぁ別に気になるほどではないです。

現代日本というものを切り取った優れた小説だと感じました。悪人っていうのは誰のことを指しているのだろうか。


今日読んだ本
吉田修一『悪人』

今読んでいる本
森絵都『架空の球を追う』
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「悪人」吉田修一
「悪人」吉田修一(2007)☆☆☆☆★ [913]、国内、現代、小説、出逢い系、人間、現代社会 吉田修一を初めて知ったのは、ネットを通じ同じ読書を趣味とする人から薦められた「東京湾景」。TVドラマの原作にもなったこの小説、ドラマのほうは小説にはなかった在日韓国籍の問題を描いたため小説とは別の作品になってしまった。原作の小説は(確か)出会い系サイトで知り合ったいまどきの(しかし決していまどきといえない)若い男女の一瞬の逢瀬と別れ、そして再開の予感を描く。心のつながり、ふれあいを求める男性、...
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