自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
物語の舞台は小田原。朝子はハンサムで仕事の出来る正人とつきあっています。かつて、朝子はマイペースな卓也とつきあい、正人は朝子の5歳下の同僚・梓とつきあっていたのだけど、2人はそれぞれの恋人と別れました。そして、梓は卓也とつきあっています。正人と卓也は今までどおり介護施設に勤めています。一方、朝子はディサービスセンターへ転職、梓も病院へ転職してしまいました。その4人の関係はこれからどうなっていくのか・・・
恋愛小説。
さっぱりしています。いつかは好きな人を好きでなくなるときもあるし、だとしてもまた好きな人はできるから心配ない、というのがテーマなのだろうと感じます。
悩みつつもすすんでいく登場人物たちが印象的。
「朝のひかり─朝子/小田原ウメ子─梓/新しい年─朝子/山桜─卓也/貝の音─正人/坂道の向こうにある海─梓」といった章ごとに語り手がかわるのですが、それほど効果的とは思えません。しかもうまい具合に、章の最後の辺りで泣きをいれるところがあざといです。巧みではあるけれど。
あとはジョークがそれぞれ滑るところは気になります。全然気がきいていないように感じるのですが。
鋭いところのない心地良い小説。
読んだ本
椰月美智子『坂道の向こうにある海』
読んでいる途中
グレッグ・イーガン『万物理論』
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