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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★

作者:  樋口有介
出版社: 東京創元社

  柚木草平は、元刑事のフリーライター。彼はかつての妻と離婚した後、日々の生活にあくせくしながらもなんとか食いつないで生きてきました。今回は、女子大生轢き逃げ殺人事件の調査を頼まれます。単純なはずなのに、なぜかはっきりしない事件の全貌。柚木草平は、警察時代のコネを利用しつつ、事件に迫っていきます。

  ハードボイルド小説。

  中身は、「彼女はたぶん魔法を使う」というほんわかしたタイトルとは全く異なります。普通のハードボイルド小説。かなり淡々としていて、物語として分かりやすいです。ナイスガイ柚木と美女達の物語、みたいな感じです。

  いまいち主人公、柚木のキザさについていけなかったです。軽妙と言うかかっこつけすぎな言葉ばかり吐く38歳の男ってどうなんだろうか。あんまり格好良くない気がします。というよりむしろ滑稽。これを軽妙、とか書いている人がいるけど、それはどうなのか。

  ミステリとしてはさほど面白みがありません。キャラクターの味だけで保っているような感じ。まぁ読んでいれば結構楽しめます。

  そういえば、聞いたことある地名が多いなぁと思ったら・・・ この物語の舞台は、主に西武池袋沿線の駅の周辺。なので、自由の森学園への通学路にあたります。どうでもいいことだけど、ちょっと風景を想像しやすいなぁと感じました。


自森人読書 彼女はたぶん魔法を使う
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