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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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森博嗣『笑わない数学者』は、S&Mシリーズ第3巻。
犀川創平助教授とその生徒・西之園萌絵は「天才数学者」天王寺翔蔵博士の住む、三ツ星館を訪れ、クリスマスパーティーに参加する。姿を現さない博士は、参加した人たちにプラネタリウムを見せた。その最中に庭にたっている巨大なオリオン像を消してみせ、翌日にはもとに戻すと言う。12年前にも同じことをやってみせた博士。いったいどうやって・・?
翌日、言葉通り、オリオン像はもと通りになっていた。しかもその像の前には死体が転がっていた。さらにもう1つ死体が見つかる。いったいどういうことなのか?

第1巻『すべてがFになる』と同じくらい面白かったです。第1巻のほうがインパクトがあったけど、面白さという点では劣らない気がします。それにしても、最後まで謎が残されたところがとても印象的でした。いろいろと考えることが出来て、興味深いです。
僕は、最後までオリオン像が消えたトリックが分かりませんでした。もやもやした感じで・・・ 夢水清志郎シリーズの江戸編に同じようなものがあったなぁ。

人類史上最大のトリック「それは、人々に神がいると信じさせたことだ」という犀川創平の言葉がとても印象的でした。


最近読んだ本
森博嗣『笑わない数学者』

今読んでいる本
森博嗣『少し変わった子あります』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
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無題
私も『すべてがFになる』と勝るとも劣らず、と言う感じでした。素直に面白かったです。Vシリーズも並行して呼んでいるのですが、S&Mシリーズの方がすっきりしていて好きです。今回は哲学的な要素が、さり気なく、けれどしっかりと織り交ぜられていて、読み応えがありましたね。次も楽しみです。
るい 2008/11/17(Mon) 編集
無題
コメントありがとうございます。
S&Mシリーズは本当に面白いです。他のシリーズはまだ読んでいないのですが、森博嗣ファンの人に聞くと、「最初のS&Mシリーズが1番」らしい。出版年があとになるほど、謎解きとかが劣化していくと聞きました。いやだな・・
だいち 2008/11/17(Mon) 編集
無題
そうなんですか!ちょっとショック(笑)ではその劣化具合を楽しんでみようと思います。『スカイ・クロラ』お読みになったようですが、三巻目『ダウン・ツ・ヘヴン』あたりからとても面白いですよ。是非続けてお読みになってみてください。かくゆう私もまだ四巻目途中ですが…。映画よりも小説の方が面白いです。映画は森さん、且つ押井さんがお好きならお薦めです。内容はほぼ一巻目丸々です。
るい 2008/11/18(Tue) 編集
無題
『スカイ・クロラ』、映画見にいかないままになってしまいました・・・まぁまずは本のシリーズを全部読みたいです。
とにかく森さんの本、どんどん読んでいこうと思います。まぁはずれがあっても良いかなぁ、という感じです。全体として見れば、ものすごく面白いんだし。
だいち 2008/11/19(Wed) 編集
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