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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★

著者:  高田侑
出版社: 双葉社

  短編集。『てのひらたけ』『あの坂道をのぼれば』『タンポポの花のように』『走馬灯』 収録。幻想小説っぽい雰囲気。都市伝説(未来予知とか、人面犬とか)つていうものはそのままだと嘘くさいから、それをもう少し柔らかな空気に包んでみた感じ。どこか、ひっそりとしています。

  『てのひらたけ』
  てのひらたけという幻覚を見せるキノコがとれる、と聞いた男は山に分け入り、それを食した途端に昏倒。母と娘の一家に助けられ、そこの家のお世話になることに。いつの間にか娘に惹かれていき、婚約しようとまで言い出すのですが・・・

  『あの坂道をのぼれば』
  落ちぶれた男の現状と、そこに到るまでの経緯(女に溺れて家族を捨てた)が交互に描かれていきます。主人公は本当にどうしようもない男だなぁ、と感じました。まぁ仕方ないのかもしれないけど。

  『タンポポの花のように』
  廃墟の遊園地で黄色い帽子を持ち、微笑んだまま死んでいる56歳の女性が発見されます。どうして黄色い帽子を持っていたのか。その謎を解き明かす物語。その女性の人生と、女性の遺体を回収し、死後の処理をしにきた家族の場面が交互に組み合わせられています。

  『走馬灯』
  主人公の男は、兄から「30年前に死んだはずの父をこの頃見かける」と言われ、からかわれているのかと思って怒ります。けど、昔、父は幼い子ども時代の自分に対して、未来を予知するようなことを口走っていたなぁ、ということを思い出し・・・

  なかなか良いです。構成が巧み。しかしどれもこれも、幸福感溢れるハッピーエンドにするところは頷けない。綺麗過ぎるというか。


自森人読書 てのひらたけ
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