忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[1517] [1516] [1515] [1514] [1513] [1512] [1511] [1510] [1509] [1508] [1507]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★★

著者:  恩田陸
出版社: 集英社

  時を越えて巡り合うエリザベスとエドワード。なぜか2人は出会った途端に分かれなければなりません。1974年のロンドン、1932年のロンドン近郊、1944年のロンドン、1871年のシェルブール、1978年のロンドン、1905年のパナマ、1978年のロンドン、1603年のロンドン、1969年のフロリダ、1855年のオックスフォード、1978年のロンドン。物語の舞台は次々と変わっていきます・・・

  とてもロマンチックな小説です。

  めくるめくメロドラマ、という感じなのですが、SFというか、ファンタジー小説でもあります。歴史ものとしても楽しめます。純粋なミステリーではないけど、大きな謎を追求する小説としても読めます。いろんな要素が入り込んだ、いかにも恩田陸らしい小説。

  恩田陸という人の凄さがよく分かる作品なのですが、読んでいてとにかく疲れました。時系列はバラバラだし、章が変わるごとに出てくる人も変わるので混乱するのです(あと、章ごとの落差が激しい気がする。面白いものと面白くないが混在している、というか)。挫折しかけました・・・ よく最後まで読めたものだ、と自画自賛したくなります。

  そういえば、萩尾望都の『ポーの一族』を連想しました。雰囲気は似ている、かも知れない。

  途中に挟まれた絵画が良い感じです(各章の前に絵画が置かれてあり、章のタイトルはその絵画の名前を貰っている)。


自森人読書 ライオンハート
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]