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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  宮崎市定
出版社: 中央公論社

  宮崎市定は、東洋史学界をリードした人物。日本における中国研究を語る上では、決して欠かせない人、といわれているそうです。中国の科挙という制度を、分かりやすく解説したりしています。歴史区分を巡っては、京都学派に属しているそうです。

  『大唐帝国―中国の中世』は、その京都学派の唱える学説を用いて、三国時代末期から大唐帝国滅亡までを「中世」というふうに区分し、その間に起きた出来事を簡潔にまとめたものです。約700年間の歴史を1冊の本の中に凝縮しているわけです。とっつきにくいということはありません。表現は平易。かなり分かりやすいです。

  古くなってしまった部分も、もちろんあります。昔の本なので。

  まぁ専門家ではないので分からないけど、根本的かつ重大な誤りというのは多分ない、と思います。けれど、なにより面白いところが良いです。ごちゃごちゃした五胡十六国時代なども、分かりやすく説明されているのに、下手な歴史小説より断然面白い。

  要点を押さえつつ、決して無味乾燥な記録にとどまらないところがさすが。読み応えがあるし、楽しいです。もちろん煬帝や、楊貴妃などは登場してくるし、もっとマイナーな人たちもきちりと紹介されています。

  文化史などはほとんど省略されています。歴史を追っていくことに重点が置かれています。読むと、中国史の中頃をだいたい理解できます。


自森人読書 大唐帝国―中国の中世
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