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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

作者:  北村薫
出版社: 東京創元社

  連作短編集。『織部の霊』『砂糖合戦』『胡桃の中の鳥』『赤頭巾』『空飛ぶ馬』収録。私(古書店回りが趣味の女子大生)が語り手、落語家・春桜亭円紫が探偵役。

  『織部の霊』。大学の先生と仲良くなり、その縁で落語家の春桜亭円紫と対談することに。その席で、先生が子どもの頃のことを語りだします。彼は、夢の中で見たこともないはずの古田織部正重然に出会ったというのです。いったいそれはどういうことなのか?

  『砂糖合戦』。私は、紅茶専門店「アド・リブ」で、奇妙な光景に出会います。三人の女の子達が、砂糖をかわるがわる何杯も自分のカップに入れていたのです。、いったいなぜそんなことをしているのか?

  『胡桃の中の鳥』。私と正ちゃんは蔵王に赴き、江美ちゃんと落ち合い、楽しい旅行へと乗り出します。そして、以前貰った円紫の講演会の券を使い、落語を聴くことに。しかし駐車場で不可解な出来事に出会います。車のシートカバーがはずされていたのです・・・

  『赤頭巾』。歯医者の待合室で会った女性から、公園に現れる「赤頭巾」の話を聞かされた私。いったい、どういうことなのか・・・?

  『空飛ぶ馬』。幼稚園のクリスマスパーティを録画して欲しい、と母の友達から言われ、呼ばれた私。そこで、その女性からまたまた不可解な話を聞かされます。深夜、幼稚園に設置された馬が消えていたというのです。馬が空を飛んだのか?

  北村薫のデビュー作(当時は覆面作家だったため、どのような人なのかと騒がれたらしい)にして、円紫さんと私シリーズ第1作目。「鮎川哲也と13の謎」企画の中の1作。

  「日常の謎」系ミステリ(殺人・誘拐など格別重大な事件が発生しないミステリ)というジャンルを世に広め、その後のミステリ界に大きな影響を与えた作品。まず文章が良いです。味わいがある、というか、日本語としておかしい表記が多く見られるミステリ作家の中で飛びぬけて気持ちの良い文章のような気がします。しかも突飛な殺人事件が起こることはないのでとても入りやすい。


自森人読書 空飛ぶ馬
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