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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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安部公房『友達』は、小説ではなく戯曲。
安部公房『友達』

安部公房『友達』は、谷崎潤一郎賞受賞作。

笑顔で隣人愛を唱え続ける、グロテスクな9人の「家族」の人たちが突然、ある男の家に闖入してきて男の生活を侵食しつくしていきます。男は「家族」の屁理屈と数に圧倒され、どんどんと追い詰められていきます。ありえないような屁理屈だらけのやりとりは凄く笑えるけど、最後まで読むとちょっと笑えなくなってきます。

好意を装っているけど、明らかに男の全てを破壊し、最後には男を殺してしまう9人の「家族」が、怖いです。でも、世の中にこういうことってよくあるのではないか? むしろありがちじゃないか。

見せかけの好意と、「多数派」の横暴。

多数派というのは多いというだけで、すでに少数派を圧迫しているともいえます。自分がそちらの側になっているかも知れない、と思うととても怖いなぁ。知らないうちに誰かを追い詰めているのかも・・・?


今日読んだ作品
安部公房『友達』

今読んでいる作品
角田光代『空中庭園』
安部公房『棒になった男』
安部公房『榎本武揚』
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