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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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角田光代『空中庭園』は映画化もされた「家族」をめぐる小説。
『空中庭園』

家族に関わりのある6人の視点から、郊外にあるダンチの「家族」を見つめていく物語。6人というのは、姉・父・母・祖母(母の母)・父の愛人(にして弟の家庭教師)・弟、です。

とても読みやすくてだーっと進めます。

「秘密のない家庭をつくろう」と母親は言います。しかし、実はみんながみんな秘密を心の奥底に抱え持っています。不甲斐なくて軟弱で、ノリだけがとりえみたいな父は、2人の愛人とつきあっていて(1人とは、10数年も付き合ってきた)・・・ 母は、自分の母から逃れるために父をはめて妊娠、結婚までもっていったということを父にも子どもたちにも黙り込み・・・(とはいえ、いまだに母から離れられずにいる・・・)
という感じです。

「家族」ってなんだろう? とても考えさせられます。
この物語に登場するダンチの家族は崩壊しているのか。むしろ、「普通」なのか。いや、でも普通ではないだろう。ゆがんでいるよなぁ。

ラストには微かな希望を感じる、というふうに書いている人がいるけどそうかなぁ? 僕は全然希望なんて感じられなかったけど。醜悪な内面を抱え込んだまま、のどかな日常は続いていく、というだけじゃないか?


今日読んだ作品
角田光代『空中庭園』

今読んでいる作品
安部公房『棒になった男』
安部公房『榎本武揚』
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