忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[1247] [1246] [1245] [1244] [1243] [1242] [1241] [1240] [1239] [1238] [1237]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『宵山万華鏡』
『宵山万華鏡』は森見登美彦の短編集。『宵山姉妹』『宵山金魚』『宵山劇場』『宵山回廊』『宵山迷宮』『宵山万華鏡』収録。

『宵山姉妹』
バレエ教室を終え、小学生の姉妹は宵山の街へ。妹は姉とはぐれてしまい、赤い浴衣の女の子たちに導かれ・・・

『宵山金魚』
藤田は、昔から「頭の天窓が開いている」男・乙川に騙され続けています。乙川は、「超金魚」を育てている、愉快なのに怪しい不思議な人なのですが・・・

『宵山劇場』
演劇部を去ってから、ずっとぶらぶらしていた小長井は誘われ、なぜか再び熱狂の中に身を置くことになります。彼は一人の男を騙すためだけに、凄いものをつくろうとして・・・

『宵山回廊』
叔父は、夜店の骨董屋で買った万華鏡に惹かれてしまいます。なぜならばその中にかつて死んだ娘が映ったからです・・・

『宵山迷宮』
宵山の1日を繰り返し続ける男の物語。

『宵山万華鏡』
バレエ教室の帰りのこと。姉妹は宵山の中へとまぎれこんでいきます。姉は、怯える妹の手をなぜか離してしまいます。

やはり、面白いです。やはり、一つの文化を持つ古都・京都を舞台にしているところが良いのかも。独特の華やぎと影と不思議なほど馴染んだ感じがあります。マジックリアリズムと言う言葉がしっくりきます。それは浮ついてはいません。森見登美彦が描く京都にはしっかりと根付いています。

文体も比較的落ち着いているし、極端な変人は登場しません。誰にでもおすすめしやすいかも知れないと感じました。


読んだ本
森見登美彦『宵山万華鏡』

読んでいる最中
G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]