自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★
著者: 山本幸久
出版社: 文藝春秋
凹組は、九品仏にあるアパートの一室を借りているデザイン事務所。凪海(なみ)はそこに入社し、大滝、黒川とともに色んな広告や、お菓子の装丁からエロ雑誌のレイアウトまで何でもこなしていきます。そんなある日、慈極園という遊園地から凪海の描いたキャラクターを使わせてほしいという連絡がありました。凪海は愛するキャラクター、デビゾーとオニノスケを世界に発信する機会を得て喜ぶのですが、凹組だけでやるのはきついということで、大きなデザイン事務所QQQに出向することになります。QQQを率いているのは、昔、大滝、黒川とともに凹組を立ち上げた女性、醐宮でした。凪海は、醐宮にQQQへ来ないかと言われます。彼女はQQQをとるか、それとも凹組をとるか迷うのですが・・・
青春小説。
「凹組」という職場は非常に楽しそうです。結局、大滝、黒川らはその凹組という狭い世界に閉じこもってしまうのですが、共感できます。というより、狭いからこそ居心地が良いのだし、本当は別に狭くはないのかも知れないし。
「大きな仕事してやろう!」と意気込むのではなく、小さくまとまって遊んでいる、今の日本の男の姿をきちりと捉えているような気がします。
1つひとつのエピソードの描き方が、あまりにも巧いです。きちりとオチがつき、綺麗に収まっていて、本当に笑えます。安定感がある、というか。
自森人読書 凸凹デイズ
著者: 山本幸久
出版社: 文藝春秋
凹組は、九品仏にあるアパートの一室を借りているデザイン事務所。凪海(なみ)はそこに入社し、大滝、黒川とともに色んな広告や、お菓子の装丁からエロ雑誌のレイアウトまで何でもこなしていきます。そんなある日、慈極園という遊園地から凪海の描いたキャラクターを使わせてほしいという連絡がありました。凪海は愛するキャラクター、デビゾーとオニノスケを世界に発信する機会を得て喜ぶのですが、凹組だけでやるのはきついということで、大きなデザイン事務所QQQに出向することになります。QQQを率いているのは、昔、大滝、黒川とともに凹組を立ち上げた女性、醐宮でした。凪海は、醐宮にQQQへ来ないかと言われます。彼女はQQQをとるか、それとも凹組をとるか迷うのですが・・・
青春小説。
「凹組」という職場は非常に楽しそうです。結局、大滝、黒川らはその凹組という狭い世界に閉じこもってしまうのですが、共感できます。というより、狭いからこそ居心地が良いのだし、本当は別に狭くはないのかも知れないし。
「大きな仕事してやろう!」と意気込むのではなく、小さくまとまって遊んでいる、今の日本の男の姿をきちりと捉えているような気がします。
1つひとつのエピソードの描き方が、あまりにも巧いです。きちりとオチがつき、綺麗に収まっていて、本当に笑えます。安定感がある、というか。
自森人読書 凸凹デイズ
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