読書というのは楽しい、というのを知っている人が自由の森学園にはたくさんいます。図書館はいつも生徒だらけです。図書館はとても面白い空間だなぁ、と思います。みんなしーんとして本を読んでいるのです。学校中探してもあんなふうな静けさの場所は他に無いだろなぁ、と思います。誰もいない教室も静かだけど、それは人のいない静けさです。人がいるのに静かな図書館という場所はどこか奇妙だけど、やっぱり面白いです。
はなしはかわり・・・
読書感想文を子どもに書かせるな、と丸谷才一や、井上ひさしが書いているんだけど、それは頷けます。読書感想なんてものは、大人だって書けません。本の筋書きを説明することだって一苦労です。というより、その人の読み方が分かる筋書きの説明の方が、むしろ大切です。その先に読書感想があるわけです。
そういえば自己評価表書かなきゃなぁ・・・
はなしはかわり・・・
読書感想文を子どもに書かせるな、と丸谷才一や、井上ひさしが書いているんだけど、それは頷けます。読書感想なんてものは、大人だって書けません。本の筋書きを説明することだって一苦労です。というより、その人の読み方が分かる筋書きの説明の方が、むしろ大切です。その先に読書感想があるわけです。
そういえば自己評価表書かなきゃなぁ・・・
この頃、眠いのと自由の森学園の自己評価表があるとで、なかなか本が読み進みません。というか、今日もブログなんて書いているのではなくて、自己評価表を書かないといけないのですが・・・ まぁいっか。 『サウスポー魂』は、一匹狼の投手・江夏豊の軌跡を追っていったもの。野球の面白さというのがよく伝わってきます。前から読みたいと思っていたのに、なかなかありませんでした。だけど自由の森学園の図書館を探していたら発見。すぐに読みました。江夏豊というある意味ではどうしようもない、とすら言える様な天才的な投手を知ることが出来ます。本当に面白いです。
『マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための』は、『蟹工船』のマンガ版。小林多喜二のことで社会のレポートを書くという友達から借りました。とても読みやすくて、いいなぁと思いました。やっぱり「おい地獄さ行ぐんだで!」というところから始まるんだなぁ・・・
最近読んだ本
川上健一『サウスポー魂』
小林多喜二『マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための』
今呼んでいる本
村上哲見『漢詩の名句・名吟』
林田愼之助『漢詩をたのしむ』
『マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための』は、『蟹工船』のマンガ版。小林多喜二のことで社会のレポートを書くという友達から借りました。とても読みやすくて、いいなぁと思いました。やっぱり「おい地獄さ行ぐんだで!」というところから始まるんだなぁ・・・
最近読んだ本
川上健一『サウスポー魂』
小林多喜二『マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための』
今呼んでいる本
村上哲見『漢詩の名句・名吟』
林田愼之助『漢詩をたのしむ』
★★★★
著者: 綱川秀夫
出版社: 岩波書店
78万年前、アフリカ大陸に住んでいた人類の祖先たちは、夜空のオーロラに恐れおののきました。地球の磁極(N極・S極)の逆転が始まりました。そして地球の北と南がいれかわってしまったのです! 現在、地球の磁力はしだいに弱くなっており、ふたたび逆転する可能性があるそうです。それに対して人類はどう立ち向かっていけばいいのでしょうか。何がなしえるのか。地磁気を記憶した岩石の微粒子を分析すると、地球46億年の歴史が見えてきます・・・
これを読んでとてもびっくりしました。地球の南と北が入れ替わってしまう、ということがまず驚きでした。そしてそれを難しい言葉を多用せずにうまく伝えてくれる文章も驚きでした。専門家にしか分からないような難しい言葉をたくさん使っている本に出会うと、気が滅入ります。その点、その本はあまり心配がありませんでした。
地球の北と南が逆だったという事実や、これからひっくり返るかも知れないという予想がたてられる、科学って面白いなぁ、と思います。地学は、自由の森学園の僕のクラスでは、人気がありませんでした。でももしも『地磁気逆転X年』を読んだら、みんな興味を持ってくれるかも知れない。そのくらい面白かったです。
北と南が逆になるときってどんな感じなんだろう、とかいろいろ考えてしまいます。激しい振動がくるのかな、地震を大きくしたような感じなのかな。まぁものすごく大変な事態だ、ということだけははっきりしています・・・ とりあえず面白いです。おすすめです。
自森人読書 地磁気逆転X年
著者: 綱川秀夫
出版社: 岩波書店
78万年前、アフリカ大陸に住んでいた人類の祖先たちは、夜空のオーロラに恐れおののきました。地球の磁極(N極・S極)の逆転が始まりました。そして地球の北と南がいれかわってしまったのです! 現在、地球の磁力はしだいに弱くなっており、ふたたび逆転する可能性があるそうです。それに対して人類はどう立ち向かっていけばいいのでしょうか。何がなしえるのか。地磁気を記憶した岩石の微粒子を分析すると、地球46億年の歴史が見えてきます・・・
これを読んでとてもびっくりしました。地球の南と北が入れ替わってしまう、ということがまず驚きでした。そしてそれを難しい言葉を多用せずにうまく伝えてくれる文章も驚きでした。専門家にしか分からないような難しい言葉をたくさん使っている本に出会うと、気が滅入ります。その点、その本はあまり心配がありませんでした。
地球の北と南が逆だったという事実や、これからひっくり返るかも知れないという予想がたてられる、科学って面白いなぁ、と思います。地学は、自由の森学園の僕のクラスでは、人気がありませんでした。でももしも『地磁気逆転X年』を読んだら、みんな興味を持ってくれるかも知れない。そのくらい面白かったです。
北と南が逆になるときってどんな感じなんだろう、とかいろいろ考えてしまいます。激しい振動がくるのかな、地震を大きくしたような感じなのかな。まぁものすごく大変な事態だ、ということだけははっきりしています・・・ とりあえず面白いです。おすすめです。
自森人読書 地磁気逆転X年
8月10日あたりから今日までに読んだ本・・・ その3
読書メモ『MAZE(めいず)』
恩田陸『MAZE(めいず)』
読書メモ『サマータイム』『でかい月だな』
佐藤多佳子『サマータイム』
水森サトリ『でかい月だな』
読書メモ『ケータイ世界の子どもたち』
藤川大祐『ケータイ世界の子どもたち』
読書メモ『つめたいよるに』『憲法「押し付け」論の幻』
江國香織『つめたいよるに』
小西豊治『憲法「押し付け」論の幻』
読書メモ『複数の「古代」』
神野志隆光『複数の「古代」』
読書メモ『周公旦』 『しゃばけ』
酒見賢一『周公旦』
畠中恵『しゃばけ』
読書メモ『キャラクター小説の作り方』『孤独のグルメ』
大塚英志『キャラクター小説の作り方』
原作・久住昌之、作画・谷口ジロー『孤独のグルメ』
読書メモ『ゼロ年代の想像力』 『宇宙100の大誤解』
宇野常寛『ゼロ年代の想像力』
ニール・カミンズ『宇宙100の大誤解』
読書メモ『MAZE(めいず)』
恩田陸『MAZE(めいず)』
読書メモ『サマータイム』『でかい月だな』
佐藤多佳子『サマータイム』
水森サトリ『でかい月だな』
読書メモ『ケータイ世界の子どもたち』
藤川大祐『ケータイ世界の子どもたち』
読書メモ『つめたいよるに』『憲法「押し付け」論の幻』
江國香織『つめたいよるに』
小西豊治『憲法「押し付け」論の幻』
読書メモ『複数の「古代」』
神野志隆光『複数の「古代」』
読書メモ『周公旦』 『しゃばけ』
酒見賢一『周公旦』
畠中恵『しゃばけ』
読書メモ『キャラクター小説の作り方』『孤独のグルメ』
大塚英志『キャラクター小説の作り方』
原作・久住昌之、作画・谷口ジロー『孤独のグルメ』
読書メモ『ゼロ年代の想像力』 『宇宙100の大誤解』
宇野常寛『ゼロ年代の想像力』
ニール・カミンズ『宇宙100の大誤解』
8月10日あたりから今日までに読んだ本・・・ その2
読書メモ『蹴りたい背中』『史上最大の恐龍ウルトラサウルス』『悩める刑事』
綿矢りさ『蹴りたい背中』
平野弘道『史上最大の恐龍ウルトラサウルス』
森博嗣『悩める刑事』
読書メモ『墨攻』『ライオンハート』
酒見賢一『墨攻』
恩田陸『ライオンハート』
読書メモ『北斎殺人事件』『超・ハーモニー』『ゴミの日』
高橋克彦『北斎殺人事件』
魚住直子『超・ハーモニー』
アーサー・ビナード詩集『ゴミの日』
読書メモ『時事ネタ』『マンガの描き方 第1巻 キャラクター』『もやしもん 1』
とり・みき『時事ネタ』
マンガ技法研究会『マンガの描き方 第1巻 キャラクター』
石川雅之『もやしもん 1』
読書メモ『ラン』『読み替えられた日本神話』
森絵都『ラン』
斎藤英喜『読み替えられた日本神話』
<読書メモ『魔王』
伊坂幸太郎『魔王』
読書メモ『テレビとのつきあい方』『よつばと! 8』『殺意の時間割』佐藤二雄『テレビとのつきあい方』
あずまきよひこ『よつばと! 8』
(ミステリー・アンソロジー)『殺意の時間割』
読書メモ『三国志傑物伝』
三好徹『三国志傑物伝』
読書メモ『戦後史にみるテレビ放送中止事件』『西洋骨董洋菓子店 1』
松田浩『戦後史にみるテレビ放送中止事件』
よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』
読書メモ『美女と竹林』『トキオ』『東京奇譚集』『<子ども>のための哲学』
森見登美彦『美女と竹林』
東野圭吾『トキオ』
村上春樹『東京奇譚集』
永井均『<子ども>のための哲学』
読書メモ『蹴りたい背中』『史上最大の恐龍ウルトラサウルス』『悩める刑事』
綿矢りさ『蹴りたい背中』
平野弘道『史上最大の恐龍ウルトラサウルス』
森博嗣『悩める刑事』
読書メモ『墨攻』『ライオンハート』
酒見賢一『墨攻』
恩田陸『ライオンハート』
読書メモ『北斎殺人事件』『超・ハーモニー』『ゴミの日』
高橋克彦『北斎殺人事件』
魚住直子『超・ハーモニー』
アーサー・ビナード詩集『ゴミの日』
読書メモ『時事ネタ』『マンガの描き方 第1巻 キャラクター』『もやしもん 1』
とり・みき『時事ネタ』
マンガ技法研究会『マンガの描き方 第1巻 キャラクター』
石川雅之『もやしもん 1』
読書メモ『ラン』『読み替えられた日本神話』
森絵都『ラン』
斎藤英喜『読み替えられた日本神話』
<読書メモ『魔王』
伊坂幸太郎『魔王』
読書メモ『テレビとのつきあい方』『よつばと! 8』『殺意の時間割』佐藤二雄『テレビとのつきあい方』
あずまきよひこ『よつばと! 8』
(ミステリー・アンソロジー)『殺意の時間割』
読書メモ『三国志傑物伝』
三好徹『三国志傑物伝』
読書メモ『戦後史にみるテレビ放送中止事件』『西洋骨董洋菓子店 1』
松田浩『戦後史にみるテレビ放送中止事件』
よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』
読書メモ『美女と竹林』『トキオ』『東京奇譚集』『<子ども>のための哲学』
森見登美彦『美女と竹林』
東野圭吾『トキオ』
村上春樹『東京奇譚集』
永井均『<子ども>のための哲学』
8月10日あたりから今日までに読んだ本・・・ その1
読書メモ『タイムマシンの話』『本の運命』『神かくし』『puzzle』
都築卓司『タイムマシンの話』
井上ひさし『本の運命』
山岸涼子『神かくし』
恩田陸『puzzle』
読書メモ『爆笑問題のニッポンの教養 平和は闘いだ 平和構築学』『ことばの未来学―千年後を予測する』
田中裕二、太田光、伊勢崎賢治『爆笑問題のニッポンの教養 平和は闘いだ 平和構築学』
城生佰太郎『ことばの未来学―千年後を予測する』
読書メモ『手塚治虫-時代と切り結ぶ表現者』『鉄腕アトム 7』『「論語」を読む』
桜井哲夫『手塚治虫-時代と切り結ぶ表現者』
加地伸行『「論語」を読む』
読書メモ『自民党と戦後』
星浩『自民党と戦後』
読書メモ『初心者のための「文学」』
大塚英志『初心者のための「文学」』
読書メモ『鴨とアヒルのコインロッカー』『チルドレン』『変身』『宿命』
伊坂幸太郎『鴨とアヒルのコインロッカー』
伊坂幸太郎『チルドレン』
東野圭吾『変身』
東野圭吾『宿命』
読書メモ『面白いほどよくわかる世界の秘密結社』『マンガおはなし数学史』
有澤玲『面白いほどよくわかる世界の秘密結社』
佐々木ケン『マンガおはなし数学史』
読書メモ『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』『後鳥羽伝説殺人事件』『マンガ心理学入門』
早乙女愛『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』
内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』
ナイジェル・C・ベンソン『マンガ心理学入門』
読書メモ『神話の里殺人事件』『鋼の錬金術師 20』『グーグーだって猫である3,4』『テガミバチ4』
西村京太郎『神話の里殺人事件』
荒川弘『鋼の錬金術師 20』
大島弓子『グーグーだって猫である3,4』
浅田弘幸『テガミバチ4』
読書メモ『虹を操る少年』『怪盗クイーン』
東野圭吾『虹を操る少年』
はやみねかおる『怪盗クイーン、仮面舞踏会にて―ピラミッドキャップの謎 前編―』
読書メモ『タイムマシンの話』『本の運命』『神かくし』『puzzle』
都築卓司『タイムマシンの話』
井上ひさし『本の運命』
山岸涼子『神かくし』
恩田陸『puzzle』
読書メモ『爆笑問題のニッポンの教養 平和は闘いだ 平和構築学』『ことばの未来学―千年後を予測する』
田中裕二、太田光、伊勢崎賢治『爆笑問題のニッポンの教養 平和は闘いだ 平和構築学』
城生佰太郎『ことばの未来学―千年後を予測する』
読書メモ『手塚治虫-時代と切り結ぶ表現者』『鉄腕アトム 7』『「論語」を読む』
桜井哲夫『手塚治虫-時代と切り結ぶ表現者』
加地伸行『「論語」を読む』
読書メモ『自民党と戦後』
星浩『自民党と戦後』
読書メモ『初心者のための「文学」』
大塚英志『初心者のための「文学」』
読書メモ『鴨とアヒルのコインロッカー』『チルドレン』『変身』『宿命』
伊坂幸太郎『鴨とアヒルのコインロッカー』
伊坂幸太郎『チルドレン』
東野圭吾『変身』
東野圭吾『宿命』
読書メモ『面白いほどよくわかる世界の秘密結社』『マンガおはなし数学史』
有澤玲『面白いほどよくわかる世界の秘密結社』
佐々木ケン『マンガおはなし数学史』
読書メモ『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』『後鳥羽伝説殺人事件』『マンガ心理学入門』
早乙女愛『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』
内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』
ナイジェル・C・ベンソン『マンガ心理学入門』
読書メモ『神話の里殺人事件』『鋼の錬金術師 20』『グーグーだって猫である3,4』『テガミバチ4』
西村京太郎『神話の里殺人事件』
荒川弘『鋼の錬金術師 20』
大島弓子『グーグーだって猫である3,4』
浅田弘幸『テガミバチ4』
読書メモ『虹を操る少年』『怪盗クイーン』
東野圭吾『虹を操る少年』
はやみねかおる『怪盗クイーン、仮面舞踏会にて―ピラミッドキャップの謎 前編―』
『サマータイム』は佐藤多佳子のデビュー作。すっきりしていて、それでいて4つの短編がうまい具合にからまっていて、面白かったです。『しゃべれどもしゃべれども』や、『一瞬の風になれ』よりももしかして好きかも知れない、と思いました。けど爽快だなぁ、佐藤多佳子の文章って。とても良い、と思いました。
『でかい月だな』は、「宇宙的スケールの青春小説。」という宣伝を見てから、手にとって読んで、そんなに宇宙的なのか、と首をかしげたのですが、物語としては面白かったです。こちらも、『サマータイム』と一緒で、思春期の少年・少女の物語ですが、爽快ではありません。澄んでいてきれいではあるけど、「友達に理由もなく、崖から突き落とされる」というところからいきなり始まります。ただし、なんだかよく分からないような異世界みたいな感じのはちょっと分からなかったかなぁ・・・
最近呼んだ本
佐藤多佳子『サマータイム』
水森サトリ『でかい月だな』
今呼んでいる本
恩田陸『MAZE(めいず)』
村上哲見『漢詩の名句・名吟』
『でかい月だな』は、「宇宙的スケールの青春小説。」という宣伝を見てから、手にとって読んで、そんなに宇宙的なのか、と首をかしげたのですが、物語としては面白かったです。こちらも、『サマータイム』と一緒で、思春期の少年・少女の物語ですが、爽快ではありません。澄んでいてきれいではあるけど、「友達に理由もなく、崖から突き落とされる」というところからいきなり始まります。ただし、なんだかよく分からないような異世界みたいな感じのはちょっと分からなかったかなぁ・・・
最近呼んだ本
佐藤多佳子『サマータイム』
水森サトリ『でかい月だな』
今呼んでいる本
恩田陸『MAZE(めいず)』
村上哲見『漢詩の名句・名吟』
昨日、NHKの SONGSに、沢田研二が登場していました。先週に引き続き、2回目でした。いつもは音楽番組(っていうのかな?)なんて全然見ないのですが、今回もつけていました。と、ただそれだけです。今日も面白かったです。ただし、そのあとすぐに麻生内閣発足とか、そういうニュースがやっていてなんだか楽しくありませんでした。結局、総裁選っていうのは、あれはパレードだったんだよなぁ。そして今回の内閣も話題を提供して、楽しませようという感じの構成。でも、1番気になるのは、「二世議員」といわれるような議員の息子が議員になった、みたい人が多いところかなぁ。
★★★
著者: 井上ひさし
出版社: 新潮社
フン先生が書いた小説から大泥棒、ブンが飛び出してきます。そしてとんでもないことを次々しでかします。自由の女神の手に、巨大なソフトクリームが・・・ 誰もが絶句する壮大な悪戯。警察は、必死でブンを逮捕しようとします・・・
ギャグが満載の基本的に楽しいおはなしです。僕はけっこう面白いなぁ、と感じました。最近の小説を読まない若者にこれを読んで欲しい、と言う人がいるけど、それは無理だと思います。この面白さというのは読書しない人には伝わりにくい気がします。想像力みたいなものを求められるからなぁ、けっこう。むしろ最近の若者にとっては、あの恩田陸のぱっと頭の中に映像が浮かびそうな文章の方が伝わりやすい気がします。そちらの方がいい、とは僕は思わないけど。
この本を井上ひさしさんが書いていることをこの感想を書くために確認するまで知りませんでした。『ブンとフン』を読んだ中1の頃は、まだ憲法9条とか政治のはなしにあまり興味がなくて、井上ひさしという人のことも知らなかったからです。こんな面白い本を書く人が、9条の会の「呼び掛け人」もやっているのか。世の中って面白いなぁ。
自森人読書 ブンとフン
著者: 井上ひさし
出版社: 新潮社
フン先生が書いた小説から大泥棒、ブンが飛び出してきます。そしてとんでもないことを次々しでかします。自由の女神の手に、巨大なソフトクリームが・・・ 誰もが絶句する壮大な悪戯。警察は、必死でブンを逮捕しようとします・・・
ギャグが満載の基本的に楽しいおはなしです。僕はけっこう面白いなぁ、と感じました。最近の小説を読まない若者にこれを読んで欲しい、と言う人がいるけど、それは無理だと思います。この面白さというのは読書しない人には伝わりにくい気がします。想像力みたいなものを求められるからなぁ、けっこう。むしろ最近の若者にとっては、あの恩田陸のぱっと頭の中に映像が浮かびそうな文章の方が伝わりやすい気がします。そちらの方がいい、とは僕は思わないけど。
この本を井上ひさしさんが書いていることをこの感想を書くために確認するまで知りませんでした。『ブンとフン』を読んだ中1の頃は、まだ憲法9条とか政治のはなしにあまり興味がなくて、井上ひさしという人のことも知らなかったからです。こんな面白い本を書く人が、9条の会の「呼び掛け人」もやっているのか。世の中って面白いなぁ。
自森人読書 ブンとフン
『ケータイ世界の子どもたち』、興味深かったです。。安易にケータイは取り上げるべきだ、という結論にならないところが面白かったです。まぁいまさら子どもからケータイは取り上げるべきだ、と言ったって何にもならないと思うけど。ものすごく有害だ、とかそういうことが無い限りは。有害であってもケータイ手放せないかもしれないし。
いじめや、同調圧力のことは難しいよなぁ・・ 今ちょうど『不登校』について情報科の雑誌作りの中で取り扱っているのですが、とても難しい。僕は、現代の貧困問題・学校の工場化とからめて書いていこうとは思っているんだけど、そう単純でもないし。
そういえば自由の森学園も週6日制になります。基本的に良いこととは思うけど、それによってやる人と、やらない人の間はさらにひらくだろうなぁ・・・ しかも各家庭では、「いきなさい」「えー面倒」という押し問答が繰り広げられる。それに多分、いつの間にか、土曜日も登校日になっている気がします。
最近読んだ本
藤川大祐『ケータイ世界の子どもたち』
今呼んでいる本
佐藤多佳子『サマータイム』
恩田陸『MAZE(めいず)』
水森サトリ『でかい月だな』
いじめや、同調圧力のことは難しいよなぁ・・ 今ちょうど『不登校』について情報科の雑誌作りの中で取り扱っているのですが、とても難しい。僕は、現代の貧困問題・学校の工場化とからめて書いていこうとは思っているんだけど、そう単純でもないし。
そういえば自由の森学園も週6日制になります。基本的に良いこととは思うけど、それによってやる人と、やらない人の間はさらにひらくだろうなぁ・・・ しかも各家庭では、「いきなさい」「えー面倒」という押し問答が繰り広げられる。それに多分、いつの間にか、土曜日も登校日になっている気がします。
最近読んだ本
藤川大祐『ケータイ世界の子どもたち』
今呼んでいる本
佐藤多佳子『サマータイム』
恩田陸『MAZE(めいず)』
水森サトリ『でかい月だな』
好文画廊というところで、『ぷらびだVol.2』というのがやっていました。東京の人形町とか、日本橋とか、そちらのあたりです。ビルの立ち並ぶ都会でした。絵画・立体・空間造形・バリダンス・創作絵本、音楽パフォーマンス・朗読・絵手紙・写真・他といったことをやっていました。いろんなアート、だと思います。ふみこに誘われたので、表現祭につながるものがあるかなぁ、と思い行ってきました。都会のど真ん中でやっているので、いろんな人が覗いていくのが印象的でした。 まぁなんでもかんでも、良い物を取り込もうと、意気込むのも良くないかなぁ、と思い、まぁ自由の森学園の表現祭とかそういうことは気にせず見ていました。「夜」という絵がとてもきれいだったなぁ・・・
いろんな人のつくったものを発表する場があるのは、良いなぁ、と思いました。
けど、たどり着くまでにかなり迷って、行くまでが大変でした・・・
ぷらびだ
自由の森学園の卒業生と保護者にも書いた通り、自森の卒業生にはいろんな人がいるけれど、とくにアーティストが多い、ような気がします。歌を歌ったり、何かつくったり。自由の森学園で、そういうことを、授業にとりこんでいるから、なのかなぁ・・・ だけどもちろんそうじゃない人もたくさんいるはずです。だってもう5000人も卒業生がいるんだから。そういえば、アーティストという言葉ってどういう意味なんだろう。アートしている人って意味なのかな・・・ そういえば(って何がそういえばなのかがわからない・・・)卒業生には、作家の人はいないのかな。文を書いている人。いたら弟子入りしたいくらいです。
自由の森学園保護者・卒業生・教員の書いた、もしくは関わった本の一覧。自森人 自由の森学園関連の本の転載。最近ではまっちゃんの『和太鼓いろは』が出版されたそうです。
『うさぎじま』
著 松元典子
出版社 早川書房
『生き物屋図鑑』
著 盛口満(ゲッチョ)
出版社 木魂社
『森からの復興(ルネサンス) ―自由の森学園、19年の歩み』
著 自由の森学園15周年記念誌編集委員会
『数学バンザイ!』
著 増島高敬
出版社 ふきのとう書房
『ぼくらが鳥人間になる日まで ―飛べ!プテラノドン』
著 正本ノン、丹内友香子
出版社 ポプラ社
『生物のすみかをみんなでつくる ―ビオトープであそぼう』
著 塩瀬治
出版社 星の環会
『授業がおもしろくなる21中学授業のネタ ―理科第一分野・物理』
著 後藤富治
出版社
『中学理科の授業 3 第2分野 上』
著 松井吉之助
出版社 星の環会
『理論・実践中学校化学の授業』
著 松井吉之助
出版社 同時代社
『骨の学校 - ぼくらの骨格標本のつくり方』
著 盛口満(ゲッチョ)、安田守
出版社 木魂社
『住環境リテラシーを育む - 家庭科から広がる持続可能な未来』
著 妹尾理子
出版社 萌文社
『小さな骨の動物園』
著
出版社 INAX出版
『冬虫夏草の謎』
著 盛口満
出版社 どうぶつ社
『学力を変える総合学習』
著 鬼沢真之、佐藤隆
出版社 明石書店
『自由の森学園の自然給食』
著 小林節子
出版社 産調出版
『ピカソの手 - 美術教育論集』
著 鈴木瑞穂
出版社 東洋出版
『実践 農産物トレーサビリティ―流通システムの「安心」の作り方』
著 山本謙治
出版社 誠文堂新光社
『やまけんの出張食い倒れ日記』
著 山本謙治
出版社 アスキー
『日本の「食」は安すぎる』
著 山本謙治
出版社 講談社
『te to te』
著 永積タカシ
出版社 文藝春秋
『着物のいろは』
著 前野未悠
出版社 技術評論社
『はりめし』
著 若林理砂
出版社 しょういん
『23時帰宅でつくる健康ご飯』
著 若林理砂
出版社 サンマーク出版
『2年生のさんすうたんけん』
著 まついのりこ、松井幹夫
出版社 偕成社
『Quiet Storm - 静かなる嵐』
著 Sonam Yangchen Rana、G.Pramod Kumar
出版社 国連開発計画
『ブッダ - 大人になる道』
著 アルボムッレ スマナサーラ
出版社 筑摩書房
『自分のからだと対話する ‐マット運動と踊りの授業』
著 依田節夫
出版社 太郎次郎社
『なにしてあそぶ?保育園・幼稚園で人気の和太鼓いろは 』
著 松田 和彦
出版社 草土文化
『うさぎじま』
著 松元典子
出版社 早川書房
『生き物屋図鑑』
著 盛口満(ゲッチョ)
出版社 木魂社
『森からの復興(ルネサンス) ―自由の森学園、19年の歩み』
著 自由の森学園15周年記念誌編集委員会
『数学バンザイ!』
著 増島高敬
出版社 ふきのとう書房
『ぼくらが鳥人間になる日まで ―飛べ!プテラノドン』
著 正本ノン、丹内友香子
出版社 ポプラ社
『生物のすみかをみんなでつくる ―ビオトープであそぼう』
著 塩瀬治
出版社 星の環会
『授業がおもしろくなる21中学授業のネタ ―理科第一分野・物理』
著 後藤富治
出版社
『中学理科の授業 3 第2分野 上』
著 松井吉之助
出版社 星の環会
『理論・実践中学校化学の授業』
著 松井吉之助
出版社 同時代社
『骨の学校 - ぼくらの骨格標本のつくり方』
著 盛口満(ゲッチョ)、安田守
出版社 木魂社
『住環境リテラシーを育む - 家庭科から広がる持続可能な未来』
著 妹尾理子
出版社 萌文社
『小さな骨の動物園』
著
出版社 INAX出版
『冬虫夏草の謎』
著 盛口満
出版社 どうぶつ社
『学力を変える総合学習』
著 鬼沢真之、佐藤隆
出版社 明石書店
『自由の森学園の自然給食』
著 小林節子
出版社 産調出版
『ピカソの手 - 美術教育論集』
著 鈴木瑞穂
出版社 東洋出版
『実践 農産物トレーサビリティ―流通システムの「安心」の作り方』
著 山本謙治
出版社 誠文堂新光社
『やまけんの出張食い倒れ日記』
著 山本謙治
出版社 アスキー
『日本の「食」は安すぎる』
著 山本謙治
出版社 講談社
『te to te』
著 永積タカシ
出版社 文藝春秋
『着物のいろは』
著 前野未悠
出版社 技術評論社
『はりめし』
著 若林理砂
出版社 しょういん
『23時帰宅でつくる健康ご飯』
著 若林理砂
出版社 サンマーク出版
『2年生のさんすうたんけん』
著 まついのりこ、松井幹夫
出版社 偕成社
『Quiet Storm - 静かなる嵐』
著 Sonam Yangchen Rana、G.Pramod Kumar
出版社 国連開発計画
『ブッダ - 大人になる道』
著 アルボムッレ スマナサーラ
出版社 筑摩書房
『自分のからだと対話する ‐マット運動と踊りの授業』
著 依田節夫
出版社 太郎次郎社
『なにしてあそぶ?保育園・幼稚園で人気の和太鼓いろは 』
著 松田 和彦
出版社 草土文化
書評というのは難しいなぁ、と思います。だから僕は基本的には「書評」ではなくて、「感想」ということにしているんだけど・・・ そういえば、はなしはそれるのですが、石原慎太郎や、宮本輝が芥川賞選考会にはいっているのはどうなんだろうか、と思います。石原慎太郎はいろいろ読んでみたけど、どこが面白いのか、さっぱり分かりません。「文学」って何か、というのは難しい問いだけど、石原慎太郎の書いたものを文学とするなら、よっぽどつまらない文章のかすのことを「文学」と呼ぶのだな、と思ってしまいます。それにしても東京都知事やりながら文学を論ずるっていうのも、意味が分からない。どうして日本の賞をあげる立場の人はずっと固定化されているんだろう。交替にすればいいのに。古い人は去っていかないと・・
自由の森学園の卒業生にはいろんな人がいます。吉岡秀隆、片岡大志、山本謙治といった人たちが2期生にいます。あとは、永積タカシ(ハナレグミ)、比佐廉、横山俊之介といった人たちもいるし。多方面にいろんな人が広がっています。いろんなイベントのときには、自由の森学園にきてくれる人もいます。それは大事にしないとなぁ・・・ あと、僕はほとんど知らないのだけど、自森生の保護者にも面白い人・有名な人がたくさんいるそうです。
吉岡秀隆(俳優・出演『北の国から』『Dr.コトー診療所』などなど)
片岡大志(音楽プロデューサー、シンガーソングライター)
山本謙治(農産物流通コンサルタント・ブログ「やまけんの食い倒れ日記」)
永積タカシ(ハナレグミ)
比佐廉(脚本家・東京スウィカ主催)
横山俊之介(マジシャン)
自森生の保護者。例えば・・・、松元ヒロ、川崎景太、かわぐちかいじ、菅原文太、有田芳生、堤幸彦などなど。「らしい」というはなしもあったり、中退の人もいたりして、いまいちよく分からないのですが。
松元ヒロ(芸人・政治風刺・パントマイマー)
川崎景太(フラワーアーティスト・マミフラワー)
かわぐちかいじ(漫画家・『ジパング』『沈黙の艦隊』『太陽の黙示録』)
菅原文太(俳優)
有田芳生(ジャーナリスト・新党日本副代表)
堤幸彦(映画監督『トリック』『20世紀少年』)
そのつながりをうまくつかっていけば良いのになぁ・・・
吉岡秀隆(俳優・出演『北の国から』『Dr.コトー診療所』などなど)
片岡大志(音楽プロデューサー、シンガーソングライター)
山本謙治(農産物流通コンサルタント・ブログ「やまけんの食い倒れ日記」)
永積タカシ(ハナレグミ)
比佐廉(脚本家・東京スウィカ主催)
横山俊之介(マジシャン)
自森生の保護者。例えば・・・、松元ヒロ、川崎景太、かわぐちかいじ、菅原文太、有田芳生、堤幸彦などなど。「らしい」というはなしもあったり、中退の人もいたりして、いまいちよく分からないのですが。
松元ヒロ(芸人・政治風刺・パントマイマー)
川崎景太(フラワーアーティスト・マミフラワー)
かわぐちかいじ(漫画家・『ジパング』『沈黙の艦隊』『太陽の黙示録』)
菅原文太(俳優)
有田芳生(ジャーナリスト・新党日本副代表)
堤幸彦(映画監督『トリック』『20世紀少年』)
そのつながりをうまくつかっていけば良いのになぁ・・・
最近はやりの海外ファンタジー。自由の森学園の図書館にもたくさんの本があるのですが、それらをだーっと見ていきたいです。まぁ全部とはいっても、有名なシリーズと、あとは僕が読んだ本くらいしか分からないのですが。それにしてもいろんな物語があって、どれも面白いです。
アーサー王物語/ベオウルフ/イリアス
神曲(未読)/失楽園
ガリヴァー旅行記/不思議の国のアリス
オズの魔法使い/ピーター・パン
ホビットの冒険/指輪物語/シルマリルリオン/ゲド戦記
ナルニア国ものがたり/ドラゴンランス(未読)/モモ/果てしない物語
ハリー・ポッターシリーズ/ダレン・シャン/ドラゴンライダー(未読)
氷と炎の歌/アバラット/暁の円卓/ライラの冒険シリーズ
アルテミス・ファウルシリーズ/サソリの神シリーズ
ローワンシリーズ
この中でも、とくに面白いと僕が思っているのはトールキンの築いた、『ホビットの冒険/指輪物語/シルマリルリオン』のシリーズです。ハイ・ファンタジーの祖といわれている作品です。これを読まないのは損だよなぁ。モモなどのミヒャエ・エンデの書いた物語も凄く面白いです。そこらへんは間違いなく★5つだと思います。
『ナルニア国ものがたり』は、素直な子どもの頃か、もしくは大人になってから読まないと、作品に強く表れているキリスト教的なものに反発してしまう作品だ、と以前聞いたことがあるのですが、その通りなのかもなぁ。僕は好きになれません。なんでだか自分でも分からないんだけど。
『ハリー・ポッター』シリーズはいくらなんでも過大評価されすぎじゃないかなぁ。なんていうか、面白いけど、もうマンネリっていう感じで。シリーズとして見ると、★5つには達しないかな。あと、『ダレン・シャン』もそこまで好きじゃないです。もう全然読んでいない・・・ むしろ、『ライラの冒険』シリーズは、もっと読まれて良いと思います。最近映画化されたからまた評判になったけど、すぐ通り過ぎちゃった。
『アバラット』は異世界に飛んでいってしまう、というストーリーなのですが、『ハリー・ポッター』シリーズより鮮烈です。面白いけど、誰からも愛される作品にはなれないかもなぁ。僕は好きだけど。『暁の円卓』は、もう歴史好きにはたまらない物語です。20世紀の100年間を舞台にしていて、20世紀を振り返りつつ、ファンタジーが楽しめてしまいます。アニメ『blood+』を思い出します。ただ日本語訳が読みにくいので、星5つには達しないかなぁ。
アーサー王物語/ベオウルフ/イリアス
神曲(未読)/失楽園
ガリヴァー旅行記/不思議の国のアリス
オズの魔法使い/ピーター・パン
ホビットの冒険/指輪物語/シルマリルリオン/ゲド戦記
ナルニア国ものがたり/ドラゴンランス(未読)/モモ/果てしない物語
ハリー・ポッターシリーズ/ダレン・シャン/ドラゴンライダー(未読)
氷と炎の歌/アバラット/暁の円卓/ライラの冒険シリーズ
アルテミス・ファウルシリーズ/サソリの神シリーズ
ローワンシリーズ
この中でも、とくに面白いと僕が思っているのはトールキンの築いた、『ホビットの冒険/指輪物語/シルマリルリオン』のシリーズです。ハイ・ファンタジーの祖といわれている作品です。これを読まないのは損だよなぁ。モモなどのミヒャエ・エンデの書いた物語も凄く面白いです。そこらへんは間違いなく★5つだと思います。
『ナルニア国ものがたり』は、素直な子どもの頃か、もしくは大人になってから読まないと、作品に強く表れているキリスト教的なものに反発してしまう作品だ、と以前聞いたことがあるのですが、その通りなのかもなぁ。僕は好きになれません。なんでだか自分でも分からないんだけど。
『ハリー・ポッター』シリーズはいくらなんでも過大評価されすぎじゃないかなぁ。なんていうか、面白いけど、もうマンネリっていう感じで。シリーズとして見ると、★5つには達しないかな。あと、『ダレン・シャン』もそこまで好きじゃないです。もう全然読んでいない・・・ むしろ、『ライラの冒険』シリーズは、もっと読まれて良いと思います。最近映画化されたからまた評判になったけど、すぐ通り過ぎちゃった。
『アバラット』は異世界に飛んでいってしまう、というストーリーなのですが、『ハリー・ポッター』シリーズより鮮烈です。面白いけど、誰からも愛される作品にはなれないかもなぁ。僕は好きだけど。『暁の円卓』は、もう歴史好きにはたまらない物語です。20世紀の100年間を舞台にしていて、20世紀を振り返りつつ、ファンタジーが楽しめてしまいます。アニメ『blood+』を思い出します。ただ日本語訳が読みにくいので、星5つには達しないかなぁ。
最近読んだ本
江國香織『つめたいよるに』
小西豊治『憲法「押し付け」論の幻』
『つめたいよるに』は、江國香織のデビュー作も含まれている短編集。どれもこれもきれいなショートショートを思い浮かべます。というか、これがショートショートそのものなのかな。江國香織って読んだことが無かったんだけど(エッセイみたいのを読んだかも知れないけど、覚えていない)、こんなふうなストーリーを書く人なんだ・・・ かちかち組み立てていくのとは違って、意識がどこまでも飛んでいく、みたいな感じだなぁ・・・
解説の川本三郎が『デューク』のなかに登場する「うす青い夕暮れ」について、それこそ「マジック・アワー」のことだ、と書いていました。お、三谷幸喜の映画のタイトルじゃないか、と思いました。関係ないけど。
『憲法「押し付け」論の幻』はすごくしっかりとしていて、なぜ「日本国憲法はアメリカの押し付けではない」と言えるのか、ということをぴしっと示してくれます。日本の民間人の書いた憲法草案が、アメリカ側に衝撃をあたえてアメリカ側の憲法草案づくりに大きな影響をあたえた、ということがよく分かります(あと、明治維新以来の自由民権運動とどうからんでくるのかも読むと分かります。)。例えば、天皇の扱いについて。アメリカは、大幅に権力を削ればよい、と考えていました。だけど、日本の民間の憲法草案は、天皇を儀式的なものにしてしまおう、と書いたのです。それが今の日本国憲法につつながっているそうです。
今読んでいる本
司馬遼太郎『日本語と日本人―対談集』
江國香織『つめたいよるに』
小西豊治『憲法「押し付け」論の幻』
『つめたいよるに』は、江國香織のデビュー作も含まれている短編集。どれもこれもきれいなショートショートを思い浮かべます。というか、これがショートショートそのものなのかな。江國香織って読んだことが無かったんだけど(エッセイみたいのを読んだかも知れないけど、覚えていない)、こんなふうなストーリーを書く人なんだ・・・ かちかち組み立てていくのとは違って、意識がどこまでも飛んでいく、みたいな感じだなぁ・・・
解説の川本三郎が『デューク』のなかに登場する「うす青い夕暮れ」について、それこそ「マジック・アワー」のことだ、と書いていました。お、三谷幸喜の映画のタイトルじゃないか、と思いました。関係ないけど。
『憲法「押し付け」論の幻』はすごくしっかりとしていて、なぜ「日本国憲法はアメリカの押し付けではない」と言えるのか、ということをぴしっと示してくれます。日本の民間人の書いた憲法草案が、アメリカ側に衝撃をあたえてアメリカ側の憲法草案づくりに大きな影響をあたえた、ということがよく分かります(あと、明治維新以来の自由民権運動とどうからんでくるのかも読むと分かります。)。例えば、天皇の扱いについて。アメリカは、大幅に権力を削ればよい、と考えていました。だけど、日本の民間の憲法草案は、天皇を儀式的なものにしてしまおう、と書いたのです。それが今の日本国憲法につつながっているそうです。
今読んでいる本
司馬遼太郎『日本語と日本人―対談集』
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
(01/04)
(02/17)
(02/16)
(09/29)
(08/06)
(08/05)
(08/05)
(08/05)
(08/05)
(08/04)
最新TB
最古記事
(08/08)
(08/08)
(08/09)
(08/09)
(08/10)
(08/11)
(08/12)
(08/12)
(08/13)
(08/13)
アクセス解析