自由の森学園には森の時間という科目があります。他の学校で言う、総合学習です。森の時間では、いろんなことをやります。例えば、菜の花プロジェクト(説明すると長くなる・・・)をやったり、お米を育てたり(これも説明すると長くなる・・・)、あとは修学旅行の準備の時間として使ったりしました。
中学3年の後半は、チームごとに分かれました。大テーマは「わたしたちの未来」。それに沿った5つのチームがつくられました。それで、森の時間を使って行動しました。
1 語り継がれる物語と聞き継がれる音色 ~原爆ピアノと出合って
2 南極の氷がとけている
3 生きさせろ! 現代日本の貧困と生存をめぐって
4 プロジェクトうんこ
5 誰もが生き活きと暮らすには・・・
それぞれ深く物事を考えたり、調べたりしたようです。僕は『生きさせろ! 現代日本の貧困と生存をめぐって』に関わったので、そのチームのことばかり詳しいです。なので、とにかく森の時間のことなると、よく『生きさせろ!』のことばかり語ると思いますが、今はそのはなしではなくて。
最近、自由の森学園は、森の時間を縮小しているようです。ゆくゆくはなくすつもりじゃないかなぁ。文科省の授業時間の指導とかいろいろあるんだろうけど、絶対に森の時間はなくして欲しくないと思います。だって、教室の中にいるだけじゃ学べないことがたくさんあります。「森の時間」は貴重です。現に「森の時間」を経験した人間が言うのだから、間違いはない! ・・・はずです。
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自由の森学園のサンバは毎年、浅草サンバカーニバルに出場しています。今年も出場します。なので、自森人でも、ここで宣伝しておきます。まぁ僕はやる側じゃなくて、見る側なのですが。サンバの人たちは夏は大忙しだなぁ、と思います。いろんな祭り(川口のたたら祭りにも来てた)に参加してサンバをやりまくっているんだもんなぁ・・・ 暑い夏だ・・
★★★★
著者: 北方謙三
出版社: PHP研究所
「楊家将」というのは、精鋭を率いて北方の異民族と激戦を繰り広げ、中華民族のアイデンティティを守った名将、楊業とその一族の物語です。外様ということで軋轢もあり、最終的には悲劇的な死を遂げることとなります。中国では、「楊家将」はとても人気だそうですが、やっぱりそれは悲劇の死という要素がとても大きいのだろうなぁ。判官びいきと一緒です。
楊業はもともと北漢という国の臣下でした。でも、内側からの圧力と外側からの圧力によって、最終的に宋に降伏することになります。そしてその後、宋に仕えて、異民族の国家、遼(りょう・キタン族)と最前線で戦うことになりました。使い捨てに近い使われ方をされて、もう勝たなければ生き残れないという状況にいつも追い詰められます。
宋は中国の歴代王朝の中でも、文官の発言力が強い国だったといわれます。そのため軍部の力というのはとても弱くて、建国からずーっと苦労し続けます。地方の軍閥は警戒されて動けず、中央の軍隊も強くない、とするとどうしようもありません。シビリアンコントロールがなりたっていたというよりは軍部がとても恐れられた、ということだと思います。楊業はその中で苦しみながら、戦って戦って戦ってばかりです・・・ それでも戦って基本的には負けず、死ななかったというのは凄いなぁ、と思います。まぁ最期には、味方に裏切られ、子ども達までみんな死んでしまうことになるのですが・・・
物語自体が日本では知られていませんでしたが、中国では根強い人気だということです。北方謙三が作者な訳ではないのですが、同じなのは物語の骨格だけというほどの意訳みたいです。やっぱり一作では読み比べもできないので、他の小説家の方にも書いて欲しいなぁ。ぜひ田中芳樹にぜひ書いてもらいたいなぁ。書く、書く、といろんなところで言ってるんだから・・・ でもそれで他の物語(アルスラーン戦記)の続編がでなくなったりしたらいやだからそちらを完結させてから、書いて欲しいなぁ。
自森人読書 楊家将
著者: 北方謙三
出版社: PHP研究所
「楊家将」というのは、精鋭を率いて北方の異民族と激戦を繰り広げ、中華民族のアイデンティティを守った名将、楊業とその一族の物語です。外様ということで軋轢もあり、最終的には悲劇的な死を遂げることとなります。中国では、「楊家将」はとても人気だそうですが、やっぱりそれは悲劇の死という要素がとても大きいのだろうなぁ。判官びいきと一緒です。
楊業はもともと北漢という国の臣下でした。でも、内側からの圧力と外側からの圧力によって、最終的に宋に降伏することになります。そしてその後、宋に仕えて、異民族の国家、遼(りょう・キタン族)と最前線で戦うことになりました。使い捨てに近い使われ方をされて、もう勝たなければ生き残れないという状況にいつも追い詰められます。
宋は中国の歴代王朝の中でも、文官の発言力が強い国だったといわれます。そのため軍部の力というのはとても弱くて、建国からずーっと苦労し続けます。地方の軍閥は警戒されて動けず、中央の軍隊も強くない、とするとどうしようもありません。シビリアンコントロールがなりたっていたというよりは軍部がとても恐れられた、ということだと思います。楊業はその中で苦しみながら、戦って戦って戦ってばかりです・・・ それでも戦って基本的には負けず、死ななかったというのは凄いなぁ、と思います。まぁ最期には、味方に裏切られ、子ども達までみんな死んでしまうことになるのですが・・・
物語自体が日本では知られていませんでしたが、中国では根強い人気だということです。北方謙三が作者な訳ではないのですが、同じなのは物語の骨格だけというほどの意訳みたいです。やっぱり一作では読み比べもできないので、他の小説家の方にも書いて欲しいなぁ。ぜひ田中芳樹にぜひ書いてもらいたいなぁ。書く、書く、といろんなところで言ってるんだから・・・ でもそれで他の物語(アルスラーン戦記)の続編がでなくなったりしたらいやだからそちらを完結させてから、書いて欲しいなぁ。
自森人読書 楊家将
オリンピックでは、ちょうど円盤投げをやっていましたが・・ 自由の森学園の中学3年の体育でも、円盤投げというものがあります。投げればなんでも良いというほど単純ではありません。どれだけ遠くへ飛ばせるか、考えつつ投げないといけません。オリンピック選手たちの大変さというのがよく分かります・・・
自由の森学園の体育はとても個性的、といっても良いと思います。マット運動で三点倒立をやったり、走ることをもう1度見つめなおす授業をやったり、とても面白いです。そもそも僕が「自森人」を始めたきっかけも、体育だったような気がします。
自森人でも、だーっと紹介しています。
自森人 体育編
自由の森学園の体育はとても個性的、といっても良いと思います。マット運動で三点倒立をやったり、走ることをもう1度見つめなおす授業をやったり、とても面白いです。そもそも僕が「自森人」を始めたきっかけも、体育だったような気がします。
自森人でも、だーっと紹介しています。
自森人 体育編
『マンガおはなし数学史』に偏差値は悪者扱いされているけど、ものすごく公平だ、というはなしがありました。自森人に前書いたことかもしれないけど、いくら偏差値が公平であったとしても、それによって評価されるものに価値が無いのでは意味が無いのでは? と思います。つまりいくら公平に消しゴムのかすを分配したとしても、消しゴムのかす自体に意味が無いのだから、どうしようもない、ということです。練りケシくらいは作れるかもしれないけど。
自由の森学園の教員は、点数序列は、「優越感と劣等感」その2つの感情しか生まないから良くない、と言いました。競争を煽るようなそういう感情ばかりでは、学校は辛い場所になる、というのが遠藤豊(自由の森学園の創設者の1人)の言っている事だと思います。偏差値はその最たるものじゃないかなぁ・・
偏差値によって人生まで決められてしまう、そんなのって本当に良いのだろうか? と思います。
自由の森学園と偏差値や、自由の森学園 評価表とは?で書いたこととつながってくるなぁ・・・
自由の森学園の教員は、点数序列は、「優越感と劣等感」その2つの感情しか生まないから良くない、と言いました。競争を煽るようなそういう感情ばかりでは、学校は辛い場所になる、というのが遠藤豊(自由の森学園の創設者の1人)の言っている事だと思います。偏差値はその最たるものじゃないかなぁ・・
偏差値によって人生まで決められてしまう、そんなのって本当に良いのだろうか? と思います。
自由の森学園と偏差値や、自由の森学園 評価表とは?で書いたこととつながってくるなぁ・・・
自由の森学園は、偏差値では人は計れない、と言っています。でも、自由の森学園という学校自体が一種偏差値によって計られている、という現状をどうすればいいのか? 悩むところです。まぁそれでも、あのふざけた全国学力一斉テストには不参加だったし。それなりに、競争からはずれてはいるわけだけど。
自由の森学園の教育をどう外へ伝えていくのか? というのも難しい問題だと思います。僕は、自由の森学園の教員ではなくて生徒だからなんともいえないけど、自由の森学園だけが孤立して、戦っているようではだめなんじゃないか、という気がします。それでは、閉塞して窒息してしまう。無視されておしまいです。
そうならないために、秋の行事・公開教育研究会というのをやっているはずだけれど、この頃は、公開教育研究会があんまり面白くないなぁ、と僕は思います。今年は雨宮処凛さんを招くというけれど、有名人を招けばいいってものでもないはずです(中3総合学習 生きさせろ!の続きみたいなものだから、とても楽しみではあるんだけど)。
じゃ「お前はどこが問題だと思っているんだ」と問われると、とても答えづらいけど、抽象的に言うならば、外側と交流する時には、内側が深まっていなければいけないはずなのに、まだ内側が未熟なような気がするということです。もっと言うならば、「自由の森学園の学びがしっかり確立している」と胸を張って言えるような状況ではない気がするのです。
「言うは易し」。批判は簡単だから、どうすれば改善できるか、ということを書かなければいけないのだと思うんだけど。「生徒の自発性で成り立つ学校」なんて言っている人がいるけど、それってウソじゃないの? 単なる驕り、もしくは自己満足じゃないの? 日常の授業を、生徒が主体的につくれているだろうか? 行事を、生徒が主体的につくれているだろうか? 全然できていないんじゃないの? という問いを考える必要があると思います。
今、自由の森学園の生徒は「消費者」なんじゃないか? と問われたことがありました。楽しいところだけ食い荒らして、あとはポイッと捨てる「消費者」。今、楽しい授業だけに出席して、行事の中でも楽しいところにだけ関わって、ということをやっている人は現にいる、と思います。それでいいのか?
「良いとこ取り」をしていたら、結局のところ何もできません。自分にとって嫌なこと、得にならないことだってやらないと、授業は成り立たないし、行事も成り立たないのです。授業・行事全部ひっくるめて受け止められないとすると、その取りこぼした部分が誰かの負担になります。より頑張っている生徒の誰かかも知りないし、教員かも知れない。誰かがその取りこぼしを受け取って、背負っているということになります。
分かりやすい例を挙げるならば、学園祭があります。学園祭の根幹をつくっている係会や実行委員会に、まったく人がいないというのは、いったいどういうことなのか? 人手が必要な大変なところほど、人が足りないというのはどういうことなのか? 係会をやる一部の人たちに、ものすごい負担がかかってしまいます。それでいいのか?
偏差値のはなしからだいぶずれてしまいました。自由の森学園の問題について、みたいなところへはなしがいってしまったなぁ。書こうと思えばもっと書けるけど、ここらへんでやめときます。偉そうに書いているが、自分だってたいしたことが出来ている訳じゃありません。安易な批判を書き連ねても、それこそ、何の役にも立たない自己満足だもんなぁ・・・
自由の森学園の評判のコト・モノを扱うというコーナーが自森人にあります。全然発展していないのですが・・・
自由の森学園の選択科目
民族舞踊と郷土芸能
食堂
ビオトープ
サンバ
人間生活科
森の時間
などが載っています。本当はもっとたくさんあるはずなんだけどなぁ・・・ 人力飛行機部なんかもそうかも知れない。「評判」というから難しいのかなぁ、もっと自由の森学園の面白いもの特集にすれば良かったかも知れない。
というか、体育祭、ジモリンピックも立派な評判のコト・モノかなぁ。そういえば。
自由の森学園の選択科目
民族舞踊と郷土芸能
食堂
ビオトープ
サンバ
人間生活科
森の時間
などが載っています。本当はもっとたくさんあるはずなんだけどなぁ・・・ 人力飛行機部なんかもそうかも知れない。「評判」というから難しいのかなぁ、もっと自由の森学園の面白いもの特集にすれば良かったかも知れない。
というか、体育祭、ジモリンピックも立派な評判のコト・モノかなぁ。そういえば。
オリンピックに便乗してジモリンピックのことを書こう、という企画。けっこうな量になりました。こんなに書くとは自分でも思っていませんでした。まぁ自森人にもとがあるからなぁ・・・ 楽といえば楽なのか。
それにしても。8月、蝉が鳴く季節。季節はずれの体育祭・ジモリンピック紹介です。むしろ今度の土日にある「学びの森」のことを紹介したほうがいいんじゃないか、という気がします。でもオリンピックが終わるまで、意味は無いけど、ジモリンピックのことを書き続けようかなぁ、と思います。
2008年度高校1年の学年種目は背渡りでした。背を渡っていく、というものです。それで僕のクラス、H1-3は、3位でした(多分)。背渡りというのは難しいなぁ、と思いました。いろんな作戦をたてて、敵を欺き、突き進むというのはけっこう難しいものです。練習試合というのを何度かやったりしました。それでまぁ、あの組が勝つだろう、という予想がたてられたのですが、それがそのまま当たってしまいました。悔しいけど、速かったなぁ・・・ 敵は。
それにしても、執拗なほど自由の森学園の体育祭のことを書いてきました。「一応最後に」とか言っといて、全然最後じゃなかったりとか。そんな感じなので、「今回が最後」とかそういうことは書きません。多分また書きたくなる・・・ けどもうくどいよな、正直。
そういえば、オリンピックというのはいつまでなんだろう・・・?
もうそろそろ終わりなのかなぁ・・・
最近読んだ本。
早乙女愛『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』
内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』
ナイジェル・C・ベンソン『マンガ心理学入門』
『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』は、沖縄から本土への疎開中に、海に沈んだ対馬丸についてのノンフィクションです。中学3年の沖縄修学旅行で、沖縄戦については学んでいたけど、それ以前に起きた対馬丸のことは名前しか知らなかったので、とても興味深かったです。対馬丸のことをもっと調べてみたい、と思いました。
『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』は秀逸な作品でした。いろんな人の体験談が平行して進むことによって、重みが増していると感じました。『海に沈んだ対馬丸』に登場する方が、「結局人は自分の体験談しか語れない」と言っていますが、何人もの体験談があることが「対馬丸」全体の様子を想像させてくれます。
『後鳥羽伝説殺人事件』は推理小説なので、ネタバレになるからあまり多くは語れないんだけど、途中で犯人がおぼろげに分かって、面白かったです。筋も綿密につくられていて、良かったです。
『マンガ心理学入門』はおめん被った変な人が登場するのがおかしかったです。
早乙女愛『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』
内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』
ナイジェル・C・ベンソン『マンガ心理学入門』
『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』は、沖縄から本土への疎開中に、海に沈んだ対馬丸についてのノンフィクションです。中学3年の沖縄修学旅行で、沖縄戦については学んでいたけど、それ以前に起きた対馬丸のことは名前しか知らなかったので、とても興味深かったです。対馬丸のことをもっと調べてみたい、と思いました。
『海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦』は秀逸な作品でした。いろんな人の体験談が平行して進むことによって、重みが増していると感じました。『海に沈んだ対馬丸』に登場する方が、「結局人は自分の体験談しか語れない」と言っていますが、何人もの体験談があることが「対馬丸」全体の様子を想像させてくれます。
『後鳥羽伝説殺人事件』は推理小説なので、ネタバレになるからあまり多くは語れないんだけど、途中で犯人がおぼろげに分かって、面白かったです。筋も綿密につくられていて、良かったです。
『マンガ心理学入門』はおめん被った変な人が登場するのがおかしかったです。
どうでもいいこと書きま~す、という感じです。体育祭のとき撮ったジモレンジャーのあらすじでも書こうと思います。(『絵の具戦隊ジモレンジャー』は、遥か昔、自由の森学園のあるJ1-1のクラスがつくった映画のことです)というか自分でもあんまり覚えてはいないのですが。記憶が曖昧なので、途中途中勝手に補完しています。なので、間違いがあるかも知れません。
ジモレンジャーのポスターは赤バージョンと、黒バージョンがありました。赤バージョンがジモレンジャー、黒バージョンがゲルゲルです。
――――――
ある日。J1-1の朝のホームルームにやってきた担任が、「自由の森学園が何者かに襲われたので、そのことについて会議してくる」といって、教室を立ち去った。意味が分からず、全員呆然。そこへ突如、ゲルゲル(ショッカーの戦闘員みたいなの)が乱入してきて、K君を誘拐した! そして「K君を帰してほしければ、不老不死の水をモルゲニアン様に渡すことだな、ハハハッ」とゲルゲルは言って、立ち去っていった・・・
(さらに「突如」が続き)突如、学校のスピーカーから神(?)の声が流れてくる。「みんな、ジモレンジャーとなって戦うのだ! そしてK君を取り返すんだ!」そしてその声がやんだときには、J1-1の全員の机に、突如、絵の具が表れていた。困惑するみんな。絵の具を開けてみようよ、誰かが言い出し、開けるとジモレンジャーに変身していた!
ジモレンジャーになったJ1-1の人たち。そこへ(またもや・・・)突如ゲルゲルがやってきて、教室を襲撃。ジモレンジャーは外へ出て、迎撃してゲルゲルを全滅させる。そして教室へ戻ると、ゲルゲル強化版が待っていた。強いルゲル強化版にジモレンジャーはたじたじとなるが、なんとか反撃して倒すことに成功。でもそのときブラックが怪我をしてしまう。
その後、保健室へ移り、作戦会議。二手に分かれて、「不老不死の水」とやらを探すということになる・・・
探していた一方の部隊が、大音楽ホールでモルゲニアンと遭遇。実は、J1-1の担任がモルゲニアンだったのだ。モルゲニアンはすでに「不老不死の水」を手に入れていた! 強いモルゲニアンに対して圧倒されるジモレンジャー。そこへ、もう一方の部隊が駆けつけ、加勢するがそれでも敵わない。
モルゲニアンが勝利し、ジモレンジャーが負けてしまうのか・・・?
だがジモレンジャーの全員が力を合わせたら、モルゲニアンはあっさりと倒され、消滅してしまった。そして、その消滅したあとに、K君が現れた。K君を救出し、めでたし、めでたし・・・
ジモレンジャーのポスターは赤バージョンと、黒バージョンがありました。赤バージョンがジモレンジャー、黒バージョンがゲルゲルです。
――――――
ある日。J1-1の朝のホームルームにやってきた担任が、「自由の森学園が何者かに襲われたので、そのことについて会議してくる」といって、教室を立ち去った。意味が分からず、全員呆然。そこへ突如、ゲルゲル(ショッカーの戦闘員みたいなの)が乱入してきて、K君を誘拐した! そして「K君を帰してほしければ、不老不死の水をモルゲニアン様に渡すことだな、ハハハッ」とゲルゲルは言って、立ち去っていった・・・
(さらに「突如」が続き)突如、学校のスピーカーから神(?)の声が流れてくる。「みんな、ジモレンジャーとなって戦うのだ! そしてK君を取り返すんだ!」そしてその声がやんだときには、J1-1の全員の机に、突如、絵の具が表れていた。困惑するみんな。絵の具を開けてみようよ、誰かが言い出し、開けるとジモレンジャーに変身していた!
ジモレンジャーになったJ1-1の人たち。そこへ(またもや・・・)突如ゲルゲルがやってきて、教室を襲撃。ジモレンジャーは外へ出て、迎撃してゲルゲルを全滅させる。そして教室へ戻ると、ゲルゲル強化版が待っていた。強いルゲル強化版にジモレンジャーはたじたじとなるが、なんとか反撃して倒すことに成功。でもそのときブラックが怪我をしてしまう。
その後、保健室へ移り、作戦会議。二手に分かれて、「不老不死の水」とやらを探すということになる・・・
探していた一方の部隊が、大音楽ホールでモルゲニアンと遭遇。実は、J1-1の担任がモルゲニアンだったのだ。モルゲニアンはすでに「不老不死の水」を手に入れていた! 強いモルゲニアンに対して圧倒されるジモレンジャー。そこへ、もう一方の部隊が駆けつけ、加勢するがそれでも敵わない。
モルゲニアンが勝利し、ジモレンジャーが負けてしまうのか・・・?
だがジモレンジャーの全員が力を合わせたら、モルゲニアンはあっさりと倒され、消滅してしまった。そして、その消滅したあとに、K君が現れた。K君を救出し、めでたし、めでたし・・・
ジモリンピックのこと、やっぱりまだ書き足りない気がしてきました。どうせ、まだまだオリンピックは続いているんだし。まだまだジモリンピックのことも書こうかなぁ、と思いました。
くどいけど、もう1度説明。「ジモリンピックは、自由の森学園の体育祭」です。
自由の森学園の3大行事(祭り)といえば、体育祭、学園祭、音楽祭というのがあります。その他にも、入学式、公開教育研究会、学習発表会、卒業式などがあります。中学で言うなら、「学びの森へようこそ」という中1を招き入れる行事というほど大きくないけど、大切なものがあります。あと、高校3年・中学3年には修学旅行というビッグイベントがあります。中学1年・中学2年には、八ヶ岳登山というのもあります。
本当にいろんな行事があるんだけど、入学して1番最初に「つくる」ことを経験するのが体育祭です。入学式は迎え入れてもらう側だから、座ったり、立ったりするばっかりだけど、体育祭は自分たちが「つくる」側になります。始めて、というのはとにかく大変です。まだクラスの仲間ともほとんど接していないし。
でも、行事という非日常があるからこそ、いろんな人のことをより深く知ることが出来ます。自由の森学園に限らず、それはどこの学校でも同じだと思うんだけど。
でもそのためにはまず日常があって、というのが前提なんだよなぁ。いつもの学びがあって、その上に行事の学びは積み上げられるもののはずなんだけど。今はそこらへんがどうもうまくいっていない気がする・・ いつもの「何故今の自由の森学園はうまくいかないのか?」論に突入してしまいました。なんか説教くさいし、ありきたりなんだけど、今の自由の森学園のだめなところはそこだと思うんだよなぁ。
ここらへんでやめておきます・・・ また同じことを延々と書き連ねそうだ・・
ジモリンピックシリーズはそろそろおしまいです。まだまだ書き足りない事がたくさんあるけど、書くほうが少し疲れました。なのでまた書きたい! と思ったことがあったときに何か書きます。最後に、性懲りも無く自分のウェブサイトの宣伝・・・
下のページにまとめています。
自由の森学園 体育祭2008年度
過程・・・
全体 実行委員会立ち上げ
全体 北京は遠いから・・・
学年 学年種目 大切なこと
学年 学年種目 候補しぼり
色別 全校集会
学年 「世渡り」
係会 5月13日 放送係
クラス いろいろ決定
色別 アイディアだし
係会 放送係 分担を決める
係会 放送係 Tシャツ作り
種目 騎馬戦・棒倒しの説明会
クラス 背渡りの練習
係会 Tシャツに書く
準備 クラス旗と張る紙
クラス 朝の練習
クラス 昼の練習
クラス お隣さんの練習
係会 続くTシャツ作り
準備 集まる手形
クラス 日本語の時間に練習
色別 ちょっと練習
係会 Tシャツ完成!
学年 練習試合
色別 団長種目・応援合戦
係会 放送係のシナリオ完成
クラス 朝の練習
全体 体育祭リハーサル1
全体 体育祭リハーサル2
全体 体育祭リハーサル3
全体 騎馬戦 色別
クラス まだまだ背渡りの練習
係会 リハーサルの反省会
クラス 前日 朝練
係会 前日 準備
当日・・・
当日 準備と親の場所取り
当日 朝のホームルーム
当日 入場
当日 オープニング
当日 オープニング2
当日 石拾い
当日 体育祭始まり
当日 背中祭り・タイヤ奪い
当日 中1・高1学年種目
当日 教員リレー・障害物リレー
当日 綱引きで午前終わり
当日 昼休み
当日 午後が始まり・・
当日 応援合戦・団長種目
当日 雨が降りそう・・
当日 中学・高校騎馬戦
当日 中学・高校棒倒し
当日 色別リレー
当日 結果発表
当日 エンディング
当日 おしまい
係会 係の人たち
まとめ・・・
係会 反省会
ジモリンピックの中でも面白いのは、「応援合戦」です。各色(例年4チームに分かれる)が、いろんな風に工夫を凝らしています。創意工夫が認められると、得点になる年もありました(得点にならない年もあったと思う)。自由の森学園の審判係の人たちの眼が分かって面白いです。
それでだいたい緑色は例年、エコ・ピッコロ(ともりぞう)・葉っぱ・シェンロン(ドラゴンボールの神龍)・はらぺこあおむしとか、そこらへんのものをイメージしてやったりします。2008年度体育祭(ジモリンピック)では、もりぞうとエコの2つを組み合わせたみたいな感じだった、と思います。
そういえば、体育祭の色というのはどうやって分けるのか、というと・・・ 1組が集まって1グループというふうではありません。そうしたら、H3-6はどこのチームなんだ、というはなしになってしまいます。なので、ばらばらでチームをつくります。
例えば、J1-1、J2-2、J3-1、H1-5、H2-6、H3-1、H3-6みたいに、何組かと関係ありません。全部ばらばらです。それでじゃ、そのグループの色はどうやって決めるのか、というと、最初の色別集会のときに、そのチームの中で多数決をとり、自分が何色になりたいか、というのを決めます。それでその後、他のチームと話し合って決めます。
自分のチームと、他のチームの希望の色が重なった場合、譲り合いか、もしくはジャンケンで決めます。だから第一希望にならない場合もあります。でも、色が決まったら、その色になりきって全力で戦います。
オリンピックの熱に乗っかって、自由の森学園の体育祭、ジモレンピックのことをたくさん書いていこう、という企画。今回は各係のTシャツのことでも書こうと思います。体育祭には、企画係、広報係、会場係、環境係、救護係、審判係、音響係、道具係、得点係、誘導係、放送係などの係があります。それで係の人たちが体育祭を運営していくのですが・・・
その人たちの着ているTシャツは自前です。真っ白のTシャツをどばーっとたくさん買ってきて、それを染織室で染めて、そしてペンキで図やら字を書きます! その図柄は、自分たちで考えます。楽しいです。係会の楽しみの1つといっても過言ではないんじゃないか・・・
審判係のTシャツ。「ブロードキャスター」と書いてあります。
審判係のTシャツ。「やれるもんならやってみな」「おれがルールだ」と書いてあります。
ジモリンピックやるのは5月。なのでまったくもって季節はずれだけど、またまたジモリンピックのことを書きます。もうこうなったら、オリンピック熱に乗っかって、ジモリンピックのことを書きまくるしかない!(なんだか意味がちんぷんかんぷんだ・・・)
ジモリンピックというのは自由の森学園の体育祭です。
難しく言うならば、自由の森学園では、生徒が自発的かつ主体的に、授業や行事をつくることを目指しています。4月に授業が始まり、そして5月になる・・・ 1番最初にやってくる行事(祭り)が体育祭です。当日はもの凄く盛り上がるけど、それまでの準備はこつこつ地道にすすめていきます。
体育祭の当日は、5月25日。
体育祭の実行委員会が始まったのは4月24日。
まぁ何年も前から準備しているオリンピックにはとうてい敵わないが、自由の森学園でも、一ヶ月前から、こつこつと体育祭に向けて準備していく訳です。全ての競技を自分たちで決めていくので、もちろんそれぞれの競技の説明会
というのも審判係の生徒がやります。何が反則ではなくて、何が反則なのか? 1からしっかりと確認して、競技に参加する人たちに対して説明します。
自由の森学園高校、もしくは自由の森学園中学っていうのは長すぎだろう、ということでそういうふうな言葉を使うことはあまりありません。でも自由の森学園でも充分長いだろう、ということで自由の森学園のことを、「自由の森」とか「自森」と略すわけです。
「自森」で、普通に「じもり」と読みます。それで、自由の森学園の校門からの上り坂を、自森坂(じもりざか)と呼んだりします。たぶん、自森というのは、自森語(じもりご)の一種にしてその筆頭だろうなぁ、と思います。
昔、『自森語辞典』というページがあって、自森語がいろいろ載っていたんだけど、今はなくなってしまいました。僕が勝手に作ったのは、下のページをクリックするすると見ることができます。でも、ありきたりなものばかりであんまり面白くないです(『学発』は『学習発表会』の略、とかそんなことしか載っていません・・・)。
自森人 自森用語
誰かもう一度『自森語辞典』つくってくれないかなぁ・・・ 「誰か」に頼るんじゃなくて、自分でやれ、といわれそうだけど・・・
それとももう辞典をつくるほど、自森語はないのかなぁ。絶対にある、と思うんだけど。普通の世界と、自由の森学園ではニュアンスの異なる言葉というのがたくさんあります。筒井康隆の『筒井版 悪魔の辞典』みたいに、笑えるようで笑えないブラックなものでも面白そうだなぁ・・・
「自森」で、普通に「じもり」と読みます。それで、自由の森学園の校門からの上り坂を、自森坂(じもりざか)と呼んだりします。たぶん、自森というのは、自森語(じもりご)の一種にしてその筆頭だろうなぁ、と思います。
昔、『自森語辞典』というページがあって、自森語がいろいろ載っていたんだけど、今はなくなってしまいました。僕が勝手に作ったのは、下のページをクリックするすると見ることができます。でも、ありきたりなものばかりであんまり面白くないです(『学発』は『学習発表会』の略、とかそんなことしか載っていません・・・)。
自森人 自森用語
誰かもう一度『自森語辞典』つくってくれないかなぁ・・・ 「誰か」に頼るんじゃなくて、自分でやれ、といわれそうだけど・・・
それとももう辞典をつくるほど、自森語はないのかなぁ。絶対にある、と思うんだけど。普通の世界と、自由の森学園ではニュアンスの異なる言葉というのがたくさんあります。筒井康隆の『筒井版 悪魔の辞典』みたいに、笑えるようで笑えないブラックなものでも面白そうだなぁ・・・
自由の森学園には自己評価表、というものがあります。テストの替わりにあるものです。自分で自分に対して評価をくだす、ということをやります。つまりは、自己評価・自己管理です。
世間では中学生・高校生は自分で自分を管理するとか、自分で自分を正しく評価するとかできない、といわれています。ほっておいたら、勉強やらなかったり、カンニングしたり、タバコすったり、物盗んだり、まぁとにかくなんか悪いことしでかすから、学校という空間に閉じ込めて、テストで競わせて、上へ上へ押し上げてやらねばならない、みたいな感じのことを言う人がいます。
で、そのときの「上」というのは、「レベルの高い大学」「レベルの高い会社」ということになるんだけど。本当にそれが「上」なんだろうか? というかそれ以前に本当に「上」がいいんだろうか? 「上」に行って、いったい何があるというのか? という疑問をものすごくたくさんの人が言ったり、書いたりしています。
「人の生き方は多様です。どれが正しくて、どれが間違っているなんて言えません。」ということを、まぁだいたいの大人は言うのではないかと思います。「でもそれはさ、結局のところタテマエだ」とか嘯く人もいます。自由の森学園の自己評価表は、「人の生き方は多様で、それに優劣はつけられない」という考えに則っているのものだと思います。
ある1つの価値観をすべての人に押し付けよう、とする人にとっては、自由の森学園は天敵みたいな存在に見えるだろうなぁ。ということを、ちょっと思いました。
(下のページに、その自己評価表の写真が載っています)
自由の森学園の自己評価表
自由の森学園の自己評価表2
自由の森学園の選択科目にはいろんなものがあります。例えば、この前も登場したサンバ。サンバをやっている高校というのは、自由の森学園くらいじゃないだろうか、という気がします・・・
その前に、自由の森学園の選択科目の説明を忘れていました。選択科目というのは、高校になるとある科目です。
興味のあるもの、好きなもの、もしくは苦手だけどやってみたいものを自由に選ぶことができます。運動系から、哲学、林業なんてのもあります。
哲学、中国舞踊、選択演劇、日本の芸能、サンバ、英語。サッカー、細密画、木版画、農業、飯能地域研究、韓国講座、数学、絵手紙、声楽、循環型社会、自然・環境、林業、日本語などなど。それぞれ本当に面白いみたいです。どれをとるか迷います。
サンバか・・・ 面白そうだなぁ、とは思ったんだけど、僕は結局、声楽をとりました。声楽は難しいです。腹式呼吸とか意識しつつ、歌え、というのは難しい・・・ でも面白いです。楽しく歌えればいいかなぁ、と感じです。
さて、サンバはいろんなところで活躍しています。こんど8月の終わりには、浅草カーニバルにも登場します。またまた活躍してくれるんじゃないかなぁ、と思います。
その前に、自由の森学園の選択科目の説明を忘れていました。選択科目というのは、高校になるとある科目です。
興味のあるもの、好きなもの、もしくは苦手だけどやってみたいものを自由に選ぶことができます。運動系から、哲学、林業なんてのもあります。
哲学、中国舞踊、選択演劇、日本の芸能、サンバ、英語。サッカー、細密画、木版画、農業、飯能地域研究、韓国講座、数学、絵手紙、声楽、循環型社会、自然・環境、林業、日本語などなど。それぞれ本当に面白いみたいです。どれをとるか迷います。
サンバか・・・ 面白そうだなぁ、とは思ったんだけど、僕は結局、声楽をとりました。声楽は難しいです。腹式呼吸とか意識しつつ、歌え、というのは難しい・・・ でも面白いです。楽しく歌えればいいかなぁ、と感じです。
さて、サンバはいろんなところで活躍しています。こんど8月の終わりには、浅草カーニバルにも登場します。またまた活躍してくれるんじゃないかなぁ、と思います。
★★★
著者: 童門冬二
出版社: 実業之日本社
舞台は戦国時代の終わり~江戸時代の始まりの頃。
肥前佐賀藩の名君・鍋島直茂の生涯です。
もともと鍋島直茂は竜造寺家の重臣でした。主君である龍造寺家政の死後、その息子、高房の後見人として、竜造寺家をとりしきることになります。すると、だんだん鍋島直茂こそが、君主にふさわしいのではないか、という声があがりはじめます。確かに彼は政治にすぐれており、また時の権力者・豊臣秀吉からみこまれるほどの人物でした。他の大名たちからも「名臣」として、よく知られていました。
竜造寺家の内部はふたつに分裂してしまいます。けれども結局、人望のあった鍋島直茂が、竜造寺氏をおさえつけてしまいました。名実ともに佐賀藩の藩主は鍋島氏にうつっていきます。鍋島直茂は、とうとう大名になりました。
天下分け目の戦い、関ヶ原の戦いのとき、鍋島直茂は徳川家康方(東軍)につくことを決断します。しかし手違いで、息子・鍋島勝茂が石田光成方(西軍)として行動してしまいます。けれども、最終的に家康方が勝利。鍋島直茂は取り潰しの危機をどうくぐりぬけるのか・・・
童門冬二のおなはなしは戦国武将をとりあげても、戦争ものにはなりません。人間の動きや、経済のはなし等に重点が置かれています。それが好きな人は、この本も楽しく読むことができると思います。でも僕は、戦国時代のことを教訓として受け取るとか、そんなことはどうでもいい。むしろ面白い物語を読みたい、と思っています。だからあまり童門冬二の著書は好きになれないなぁ・・・
関連リンク(物語の250年ほどあとのこと)
明治維新の中の佐賀藩
自森人読書 葉隠の名将 鍋島直茂
著者: 童門冬二
出版社: 実業之日本社
舞台は戦国時代の終わり~江戸時代の始まりの頃。
肥前佐賀藩の名君・鍋島直茂の生涯です。
もともと鍋島直茂は竜造寺家の重臣でした。主君である龍造寺家政の死後、その息子、高房の後見人として、竜造寺家をとりしきることになります。すると、だんだん鍋島直茂こそが、君主にふさわしいのではないか、という声があがりはじめます。確かに彼は政治にすぐれており、また時の権力者・豊臣秀吉からみこまれるほどの人物でした。他の大名たちからも「名臣」として、よく知られていました。
竜造寺家の内部はふたつに分裂してしまいます。けれども結局、人望のあった鍋島直茂が、竜造寺氏をおさえつけてしまいました。名実ともに佐賀藩の藩主は鍋島氏にうつっていきます。鍋島直茂は、とうとう大名になりました。
天下分け目の戦い、関ヶ原の戦いのとき、鍋島直茂は徳川家康方(東軍)につくことを決断します。しかし手違いで、息子・鍋島勝茂が石田光成方(西軍)として行動してしまいます。けれども、最終的に家康方が勝利。鍋島直茂は取り潰しの危機をどうくぐりぬけるのか・・・
童門冬二のおなはなしは戦国武将をとりあげても、戦争ものにはなりません。人間の動きや、経済のはなし等に重点が置かれています。それが好きな人は、この本も楽しく読むことができると思います。でも僕は、戦国時代のことを教訓として受け取るとか、そんなことはどうでもいい。むしろ面白い物語を読みたい、と思っています。だからあまり童門冬二の著書は好きになれないなぁ・・・
関連リンク(物語の250年ほどあとのこと)
明治維新の中の佐賀藩
自森人読書 葉隠の名将 鍋島直茂
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