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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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恩田陸の『不連続の世界』を読みました。「木守り男」、「悪魔を憐れむ歌」、「幻影キネマ」、 「砂丘ピクニック」、「夜明けのガスパール」などの5つの短編が集められています。著者・恩田陸自身が「集大成」と語っていると知って、まぁその言葉の意味は分かるかなぁとは思ったのですが、「傑作」というほど面白いとは思いませんでした。

なんというか、なんというのだろう。う~ん、恩田陸ワールド全開で、読んでいてとても疲れる、というか。

最後の一編は衝撃的だったけど。でもなぁ、やっぱり疲れる。つまらなくはないんだけど、こちらが引き寄せられている感じで、恩田陸に「読まされている」気がして疲れます・・・ 確かに面白いんだけども。


最近読んだ本
恩田陸『不連続の世界』

今読んでいる本
藤野千夜『少女怪談』(再読)
金谷治『孟子』
森博嗣『詩的私的ジャック』
森博嗣『スカイ・クロラ』
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松本清張の、推理小説デビュー作『点と線』を読みました。やぁ面白いという噂を聞いたことはあったのですが、ゃっぱり面白かったです。骨太な小説というのか。
しっかりしていて、華麗さとかそういうものはないけど、こつこつと推理を組み立てていく面白さが感じられます。

松本清張の小説、もっと読んでみたいです。恩田陸『不連続の世界』の中で、松本清張のことが微妙にでてきてびっくりしました。不思議な偶然だ・・・

今は金谷治『孟子』を読み始めたところです。文庫本なのでまぁ明日には読み終わるんじゃないかなぁ、多分。
そしたら、森博嗣『詩的私的ジャック』を読んでいきたいです。今、森博嗣と舞城王太郎を片端から読んでいます。
『スカイ・クロラ』も早く読みたいなぁ・・・ 行事がないと、ちょうど良く読書ができます。


昨日読んだ本
松本清張『点と線』

今読んでいる本
藤野千夜『少女怪談』(再読)
恩田陸『不連続の世界』
金谷治『孟子』
小笠原喜康『議論のウソ』はとても読み応えがあります。
少年犯罪が増加・凶悪化しているという「ウソ」がまかり通るのはなぜか、ゲーム脳などという非科学的な主張が信奉されるのはなぜか、ケイタイがペースメーカーに悪影響を及ぼすという古い伝説がいまだにはびこっているのはなぜか、短絡的な「ゆとり教育」バッシングが生まれているのはなぜか。
「ウソ」を、色々な資料を用いながら見抜き、論破していくということを教えてくれます。ただしそうはいっても、「ウソ」か、「ウソ」でないか、見分けるのはとても難しいことだ、という親切な「あとがき」までついています。
とても公平で、読者に向かって考えることを働きかける良い本だ、と思いました。

第1章 統計のウソ――ある朝の少年非行のニュース評論から
第2章 権威のウソ――『ゲーム脳の恐怖』から
第3章 時間が作るウソ――携帯電話の悪影響のうつりかわり
第4章 ムード先行のウソ――「ゆとり教育」批判から
第5章 ウソとホントの境――少し長い「あとがき」

昨日読んだ本
小笠原喜康『議論のウソ』(再読)

今読んでいる本
藤野千夜『少女怪談』(再読)
松本清張『点と線』
恩田陸『不連続の世界』
最近読んだ本
尾木直樹『思春期の危機をどう見るか』
田中敬三『粘土でにゃにゅにょ 土が命のかたまりになった!』(再読)


『思春期の危機をどう見るか』は、思春期の子ども達の相手ができなくなっている大人側の問題を指摘するもの。自由の森学園に来て講演をしてくれた尾木直樹さんの著書。読んでいると、しっかりと資料が用いられていてとても納得させられます。

『粘土でにゃにゅにょ 土が命のかたまりになった!』は再読。岩波ジュニア新書の1冊。いろいろな知的障害のある人たちが粘土に触ることで、なんらかの表現をすることができるのだそうです。写真がふんだんに使われていて目で見て分かる本です。


今読んでいる本
小笠原喜康『議論のウソ』(再読)
藤野千夜『少女怪談』(再読)
松本清張『点と線』
恩田陸『不連続の世界』
『凡人として生きるということ』を読んで、押井守という人はつまらない人なのだなぁ、と感じました。というか、好きじゃないです。う~ん、押井守作品を見たことはあまりないのだけど(結局『スカイ・クロラ』も見にいかなかったし)、まぁこんな人の作品ならべつに見なくていいな、と思いました。
そもそも押井守に「凡人として生きるということ」を説教されたくない。押井守はとても凡人とはいえないような人です。だって映画つくって、いっぱいお金稼いで、認められているんだから。特殊なレアケースの成功体験者の人間に、「凡人として生きるということ」を語られても・・・

何にもとらわれないオヤジの方が、社会的な価値観にとらわれてオシャレに走ってそれを個性と取り違える若者よりも、自由なのだ、という主張はわかるんだけど、でもそれはもう若さを取り戻せないオヤジの負け惜しみみたいなものじゃないの? という気がします、残念ながら。

格差を解消すべきという声は、結局全てねたみからだ、格差の解消を訴えるのをつきつめればナチズムになる、というような時代遅れの極論(格差問題ではなく、死者をだすような貧困問題にはなしは進んでいるのに)や、「オレは本音を語る男だ」とかっこつけているところとか、まったく好きになれないです。全部オヤジ視点で、女性を見下しているようなところも好きになれないです。

まぁはっきり言ってしまうなら、論理的でない、というその一点がもっとも問題だと感じます。

まぁ一介の「オヤジ」が好きなことを吠えているというだけのことだから、放って置けばいいのか。

最近読んだ本
押井守『凡人として生きるということ』

今読んでいる本
尾木直樹『思春期の危機をどう見るか』
田中敬三『粘土でにゃにゅにょ 土が命のかたまりになった!』(再読)
小笠原喜康『議論のウソ』(再読)
藤野千夜『少女怪談』(再読)
昨日一昨日、小島晋治、丸山松幸『中国近現代史』という本を読みました。かなりコンパクトにまとめられていて読みやすかったです。現代史とはいっても、古い本なのでぎりぎり天安門事件のことまでが載っている、という感じでした。中国の近現代史は、否応なく日本の近現代史と関係してきます。日本が中国を侵略したという歴史があるからです。

最近、航空幕僚長だった田母神俊雄という人が、日本は侵略国家ではなかったという趣旨の論文を発表して更迭されたという事件がありました。どうして侵略国家ではなかった、といえるのか。理解に苦しみます。

中国の近現代史は民衆にとっては、苦難の歴史だったのだなぁ、と『中国近現代史』を読んで改めて思いました。清国と戦い、西洋列強の侵略と戦い、日本の侵略と戦い、各地に割拠する軍閥と戦い、もう何が敵であるのかすら区別しがたい。本当に混沌としています。さらには国民党と、共産党との戦いに巻き込まれ、共産党独裁下でも誤った政策が行われたことで、苦しむことになる・・・

う~ん本当に大変だなぁ・・・

最近読んだ本
小島晋治、丸山松幸『中国近現代史』

今読んでいる本
青島潤三『屋久島 樹と水と岩の島を歩く』
押井守『凡人として生きるということ』
昨日、舞城王太郎のデビュー作『煙か土か食い物』を読みました。
やっぱり書きなぐったような、でもしっかりと文章にはなっている文章は凄いなぁ、と思います。読者の頬を殴りつけるような文章というのかなぁ・・・ 読みにくさをねらって書かれている文章のような気がします。それでもそれなりに読ませるところが凄い。
連続主婦殴打生き埋め事件、というよく分からないストーリー、突拍子も無い謎解き、はまっているようでいまいちぴちっとはまらない展開、どれもこれもなんかしっくりこない。それでも、小さな矛盾なんて吹き飛ばしてしまう、全体的な勢いが凄いです。

そういえば、物語が進む間、ずっと血が流れっぱなしだなぁ。次から次へといろんな人の血が流れる・・・ 暴力があふれかえっているし・・・ 壮絶です。

昨日読んだ本
舞城王太郎『煙か土か食い物』

今読んでいる本
小島晋治、丸山松幸『中国近現代史』
どうやって話せば、伝えたいことが伝わるのか・・・? とても難しい問題です。それについて週刊子どもニュースをやっている池上彰が、具体的な事例を挙げながら説明していくもの。喋る言葉は、短く分けていけばよい、とかいろいろと役に立つ提案だなぁ、と思いました。

『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』のなかでは、池上彰という人の半生にも触れていて、とても面白いです。サツまわりだっけ、警察署めぐりから始まるんだ、記者生活って。

最近読んだ本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』

今読んでいる本
小島晋治、丸山松幸『中国近現代史』
舞城王太郎『煙か土か食い物』
森博嗣『少し変わった子あります』は、読むのに時間がかかりました。難しいような、だけど納得できるような。孤独が楽しいというのはよく分かる気がします。
それにしても主人公は小難しいことばかり延々と考えているなぁ。頭が疲れないのかなぁ。
最後の章には、あっと言わされました。あれ・・・ 1人の人間が淡々と語る物語だとこんなこともできるのか。楽しいなぁ。ネタバレになるから詳しくは書かないけど。

昨日読んだ本
森博嗣『少し変わった子あります』

今読んでいる本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
森博嗣『笑わない数学者』は、S&Mシリーズ第3巻。
犀川創平助教授とその生徒・西之園萌絵は「天才数学者」天王寺翔蔵博士の住む、三ツ星館を訪れ、クリスマスパーティーに参加する。姿を現さない博士は、参加した人たちにプラネタリウムを見せた。その最中に庭にたっている巨大なオリオン像を消してみせ、翌日にはもとに戻すと言う。12年前にも同じことをやってみせた博士。いったいどうやって・・?
翌日、言葉通り、オリオン像はもと通りになっていた。しかもその像の前には死体が転がっていた。さらにもう1つ死体が見つかる。いったいどういうことなのか?

第1巻『すべてがFになる』と同じくらい面白かったです。第1巻のほうがインパクトがあったけど、面白さという点では劣らない気がします。それにしても、最後まで謎が残されたところがとても印象的でした。いろいろと考えることが出来て、興味深いです。
僕は、最後までオリオン像が消えたトリックが分かりませんでした。もやもやした感じで・・・ 夢水清志郎シリーズの江戸編に同じようなものがあったなぁ。

人類史上最大のトリック「それは、人々に神がいると信じさせたことだ」という犀川創平の言葉がとても印象的でした。


最近読んだ本
森博嗣『笑わない数学者』

今読んでいる本
森博嗣『少し変わった子あります』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
吉田秋生『海街diary2 真昼の月』読みました。『海街diary』は傑作だなぁ。★5つだ。まぁいつか感想を詳しく書こうと思うけど、すごく身近な日常を描いているのに、面白いです。マンガでそういう「日常」を上手く描ききるのは並大抵のことではないよなぁ・・・ SFより普通の「日常」を描くほうがよほど難しい。普通にやると陳腐になってしまうし、かといって過剰にやればギャグマンガになるか、変にシュールな感じになってしまう。そこらへんをうまく乗り切っている気がします。
面白すぎる。『バナナフィッシュ』などの過去の作品があるからこそ描けるんだなぁ・・・

最近読んだ本
吉田秋生『海街diary2 真昼の月』

今読んでいる本
森博嗣『少し変わった子あります』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』は、姜尚中が出会い、大きな影響を受けた「三四郎」(夏目漱石)、「悪の華」(ボードレール)、「韓国からの通信」(T・K生)、「日本の思想」(丸山真男)、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(マックス・ウェーバー)といった作品の紹介。面白い。紹介されている本を、読んでみたくなりました。1つも読んだことがないなぁ・・・(姜尚中は、カン・サンジュンと読みます・・)

姜尚中と言う人の本を他にもいろいろ読んでいるけど、面白いです。リベラルというかなんというか。なんというか面白いんだよなぁ。世界の見方が。

最近読んだ本
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』

今読んでいる本
森博嗣『少し変わった子あります』
吉田秋生『海街diary2 真昼の月』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
『夜長姫と耳男』マンガは、坂口安吾の名作『夜長姫と耳男』を近藤ようこが漫画化したもの。面白かったです。夜長姫の笑顔が怖いです。無邪気で可愛いのに、(というかそれだからこそ)怖い。う~ん。原作を読んだことがないので比較することが出来ないのですが。う~ん面白いです。
坂口安吾の著書は、『堕落論』とかくらいしか読んでいません。どこで借りれば良いのか分からないので。自由の森学園図書館には名作集みたいなものがあるけど。

最近読んだ本
近藤ようこ『夜長姫と耳男』(原作:坂口安吾)

今読んでいる本
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』
森博嗣『少し変わった子あります』
吉田秋生『海街diary2 真昼の月』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
自由の森学園図書館で、近藤ようこ『夜長姫と耳男』(原作:坂口安吾)と吉田秋生『海街diary2 真昼の月』という2つのマンガを借りたのですが、どちらも面白いです。『海街diary』は傑作だなぁ。★5つだ。まぁいつか感想を詳しく書こうと思うけど、すごく身近な日常を描いているのに、面白いです。マンガでそういう「日常」を上手く描ききるのは並大抵のことではないよなぁ・・・ SFより普通の「日常」を描くほうがよほど難しい。普通にやると陳腐になってしまうし、かといって過剰にやればギャグマンガになるか、変にシュールな感じになってしまう。そこらへんをうまく乗り切っている気がします。
そういう一般の「日常」とはかけ離れている感じがする大学が舞台の小説が、『冷たい密室と博士たち』 。S&Mシリーズ第2巻。やっぱり面白いです、森博嗣が描くキャラクターたちは面白い。だけど『すべてがFになる』ほど衝撃ではなかったなぁ。まぁそういうふうにくるよな、と予想できなくないというか。

次回の第3巻『笑わない数学者』が楽しみです。西澤保彦という人が、「平成本格ミステリ最大の問題作」と言ってしまうほどの傑作らしいので。

『注文の多い活字相談』のことは、すでに色々と書いたのでそちらを読んで欲しいです。面白かったです。まぁ通読するという種類のものではないかもしれないんだけど。


最近呼んだ本
森博嗣『冷たい密室と博士たち』
本の雑誌編集部・編『注文の多い活字相談』


今読んでいる本
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』
森博嗣『少し変わった子あります』
近藤ようこ『夜長姫と耳男』(原作:坂口安吾)
吉田秋生『海街diary2 真昼の月』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
野球から、日本人論が始まる面白い本。けっこう昔に書かれたもののようです(1987年刊行)。「日米野球摩擦」の様子を克明にうつしだしています。日本のプロ野球にやってきた、いろんなガイジン達。彼らがプロ野球とうまくいかなかったのは何故か、というのが分かるなぁ・・・
大リーグ(アメリカ)では、練習は自己責任、各々の選手にまかされているのに、プロ野球(日本)では、しごきのような猛練習が全員に課せられている。大リーグでは、選手が暴言を吐き、フロントなどと対立するのは普通(それが言論の自由が保障されているということ、らしい)。だけどプロ野球では、選手は礼儀正しく寡黙で、全体に合わせるのが当然。ものすごく違うもんなぁ・・・

最終章の「メキシコのお祭りベースボール」が面白かったです。試合中でも、酒をがぶがぶ飲むメキシコの選手たち・・・ グラウンドの観客席はいつでも騒然としていて乱闘寸前。ものすごく物騒な感じだけど、面白いなぁとも思います。




最近読んだ本
ロバート・ホワイティング『ニッポン野球は永久に不滅です』

今読んでいる本
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』
本の雑誌編集部・編『注文の多い活字相談』
森博嗣『少し変わった子あります』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
森博嗣『冷たい密室と博士たち』
『透明水彩混色教室―すぐに役立つ色づくりの実技』は、絵の具を混ぜるとどうなるかがたくさん描かれています。面白いなぁ。色と色の混じり具合とか、見ているだけで面白いです。けど実際に役に立つかはいまいち分からない・・ もう絵の具を見たら好きなように直感に頼って、というか好き勝手に描きたいと思ってしまうからなぁ。

今日読んだ本
鈴木輝実『透明水彩混色教室―すぐに役立つ色づくりの実技』

今読んでいる本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』
本の雑誌編集部・編『注文の多い活字相談』
森博嗣『少し変わった子あります』
ロバート・ホワイティング『ニッポン野球は永久に不滅です』
『新唐詩選』、面白かったです。唐詩か・・ やっぱり凄いなぁ。読んでいると面白いです。
僕の好きな漢詩も載っていました。 王維という人がつくった『鹿柴』という漢詩です。

鹿柴
空山不見人,
但聞人語響。
返景入深林,
復照青苔上。

ガランとしたさびしい秋の山には誰もいない、ただ人のおしゃべりの声だけが響いている。
夕日の照り返しが深い林に忍び込み、朝のようにまた日の光が苔を照らす。

最近読んだ本
吉川幸次郎、三好達治『新唐詩選』

今読んでいる本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
姜尚中『姜尚中の青春読書ノート』
本の雑誌編集部・編『注文の多い活字相談』
鈴木輝実『透明水彩混色教室―すぐに役立つ色づくりの実技』
森博嗣『少し変わった子あります』
この前読んだ本
と学会『トンデモ本1999 このベストセラーがトンデモない!!』

やっぱりトンデモ本の紹介は面白い。『トンデモ本の世界T』や、『トンデモ本の世界S』に続いて読みました。

今読んでいる本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
吉川幸次郎、三好達治『新唐詩選』
後藤健生 『ワールドカップ』はワールドカップ(サッカーの大会)の歴史をたどっていったもの。けっこう面白いです。かつては、国家の権威を高めるために利用されたこともあったそうです。そんな歴史があったたんだ・・ まぁスポーツの大会なんてどれもそんなようなものだよなぁ。

ただし、サッカーを知らないのでいまいち登場する人たちのことが分からない・・

日韓ワールドカップの直前までのことが書かれていました。

最近読んだ本
後藤健生 『ワールドカップ』(中央公論社)

今読んでいる本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
と学会『トンデモ本1999 このベストセラーがトンデモない!!』
最近読んだ本
福井重雅『古代中国の反乱』

福井重雅『古代中国の反乱』は、中国古代の叛乱を時代の流れの中でみていったもの。後漢を滅ぼした黄巾の乱に最終的には結びつていきます。いろんな角度から時代をのぞいてみると、黄巾の乱は、単なる民衆叛乱とはいえないのだそうです。むしろ結社が背景にあり、そして道教が根付いているらしいです。つまり中国で主流の思想、儒教に背く叛乱だったといえます。

曹操もちょこっと登場します。

今読んでいる本
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
後藤健生 『ワールドカップ』(中央公論社)
と学会『トンデモ本1999 このベストセラーがトンデモない!!』
舞城王太郎『熊の場所』は短編集。『熊の場所』『バット男』『ピコーン!』の3つの短編が含まれていました。舞城王太郎の本読もうと思っていたのになかなか見つかりませんでした。それでやっと見つけた文庫が、その短編集でした。読んでまず、凄いなぁと思いました。改行のないどーっと文章が溢れる感じ(『終戦のローレライ』とかと同じ感じ)と、このどこいくか分からないほどの流れから、「文圧」と表現されるのか・・・

最近読んだ本
舞城王太郎『熊の場所』

今読んでいる本
福井重雅『古代中国の反乱』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
最近読んだ本
東野圭吾『おれは非情勤』

東野圭吾『おれは非情勤』を読みました。東野圭吾ってこんなのも書いていたんだ・・・  非常勤の教師がいろんな事件を解いていく物語です。だんだん非常勤の先生、いい人になっていくなぁ・・・

今読んでいる本
舞城王太郎『熊の場所』
福井重雅『古代中国の反乱』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
切れ味の良い文章が良かったです、斎藤美奈子。この書きたい放題書きまくる、という感じが良いです。しかも切れ味抜群、どれも揚げ足取りな気もするけど爽快です。175冊の本を紹介しています(多分)。タレント本、ハウツー本、政治家の本などなど。どれも1、2ページ程度で読みやすいのがいいなぁ・・・ 自由の森学園図書館の雑誌ヴォイスでも取り上げたいなぁ・・・

でも説明するのは難しい。とりあえず読んで、と手渡すのが手っ取り早いかなぁ、と思いました。もしかしたら、この斎藤美奈子さんに反感を抱く人もいるかもなぁ。僕は好きだけど。

最近読んだ本
斎藤美奈子『誤読日記』

今読んでいる本
東野圭吾『おれは非情勤』
福井重雅『古代中国の反乱』
池上彰『相手に「伝わる」話し方―ぼくはこんなことを考えながら話してきた』
『トンデモ本の世界T』に続いて、『S』も読みました。『トンデモ本の世界』シリーズは傑作だと思います。世の中、トンデモな本で満ち溢れているんだなぁ・・・ 笑えるような、でも笑えないような。いったい誰がそんなトンデモな本を買うのだろう。不思議です。まぁ創価学会の本と、幸福の科学の本が全てのジャンルの本をあわせた売り上げランキングの上位を占めるのだから、その他の宗教・スピリチュアル系といわれるような本が売れるのは当然か。

最近読んだ本
と学会『トンデモ本の世界S』

今読んでいる本
斎藤美奈子『誤読日記』
『森の観づめ(「創立者 遠藤 豊に学ぶ集い」記録集)』 は、自由の森学園の保護者がつくったもの。表紙はムギが描いています。読んでいるととても面白いです。自森の創立者の1人遠藤豊の「自由の森学園 創立の趣意書」
から始まり、事務局長・大友さんの特別寄稿に続き、そしていろんな自森教員と保護者の座談会みたいなのが何個もはいっています。よくまとめたなぁ、と感心します。座談会の書き起こしは、けっこう大変です。

どこかで売られているということはないんじゃないかなぁ・・ 多分自由の森学園の事務局などに聞けば分かるかも知れない。

読み続けている本
『森の観づめ(「創立者 遠藤 豊に学ぶ集い」記録集)』

今読んでいる本
と学会『トンデモ本の世界S』
斎藤美奈子『誤読日記』
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
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